切通し分岐点に到着。鬼ヶ城コースの発着点で無事完歩できました。私の登山経験がまた上がりました。
黒倉山と巻道の分岐点に着きました。時間は9:30。予定より1時間30分遅れです。松川温泉の入浴からバスまでの時間の余裕もあったので、それを加えれば何とかなるかと考えていました。
巻道を通り抜けました。姥倉山まで1.2km。まだ松川温泉の文字は出てきません。雲も厚くなってきていて天気も心配です。
笹が生い茂った黒倉山がすぐ真後ろに見えました。いつもなら標準時間より早いので楽観視していたのですが、今回はザックが重かったのでその分ハード。かなりきつかったです。
黒倉山と姥倉山の間は地熱地帯のようで警告標識がありました。ヤブも有毒ガスで枯れてしまうような場所。指定路からはずれないように進みます。
鬼ヶ城を通った後の松川ルートはまさにルンルン気分♪
時間が押していることも忘れるぐらい気持ちよく歩けました。
ふと周りを見ると目印の付いた石があちこちにありました。
噴気孔のようで警告看板にあった有毒ガスや熱気が噴出する可能性があるので示しているのでしょう。
わかりにくいのですが、地面にロープが敷かれていてそこを歩くよう指示されています。
未知の噴気孔から出ていた有毒ガスで死傷者も出ている地域なので気をつけたいです。
ついに松川温泉の文字が出てきました♨
綱張コースとの分岐点です。距離が書かれていないので不安ですが。
地熱地帯にも花が咲いていました。ウゴアザミですかね?菊の仲間だそうです。
登山路のど真ん中にクボミがありました。よく見ると薄っすらと煙が上がってます。まさかの噴気孔!?
避けて通り過ぎましたが気になって振り返り撮影📷
動画も撮影してみましたが、煙の様子がわかりにくいですね。危ないので近づかないほうが良いです。
なんか変な場所だなぁと思って見渡すと姥倉山という看板がありました。急勾配でツルツル滑った跡もあります。頑張って登ってみる事にしました。
姥倉山登頂達成🙌
・・・って三角点だけ😅ヤブに埋もれてました。
そして登るより降りるほうが大変でした。
ふと気がつけばヤブの中。笹地帯です🎍
登山路として整備された形跡はあるもののだいぶ荒れてました。
風雨で削られ狭くなったり広くなったり段差が高くなったり。樹木の根の下も削られて空洞になり底が見えなくなってる場所もありました。トレッキングポールを使っていたので確認しながら歩いていましたが難所でした。
丸太橋がありましたがよくみると右側にヒトの足跡が多数。あえて危険な橋渡りをするよりも確実なほうをとヒトが歩いた結果でしょう。私もそちらを通りました。
古い道標はわかりにくかったのですが、木のほうに新しいものが掛けられてました。松川温泉まで2.2km。すぐじゃんと思いましたがこれが曲者でした。
立派なキノコが生えてました🍄
タマゴテングタケモドキでしょうか?毒キノコです。高温多湿だったせいかあちこちにキノコが生えてました。
ブッシュクラフトでおなじみの着火剤、樺の樹皮です。もちろん国立公園なので採取はNG。とはいえここまでズルムケだと取りたくなりますけどね。
進めど着かぬ松川かな♨
周りは真っ白で見えずヒトとすれ違うこともなく不安な登山路をポテポテと歩きます。地面にザックを起きたくても濡れててダメ。休憩できずにキツイ道中でした。
真っ白いカスミがさらに深くなり幻想的だったのでパシャリ📷
スマホも電波が無くGPSもロクに機能せずで登山路をただ無心で進むだけでした。
ユノモリの道標を見つけました。国土地理院の地図によると湯ノ森という山で標高1000m。松川温泉が800mなのであと一息なのですが、それがとても長かったです。
続いて松川キャンプ場の道標。周りを見渡すもそれらしき所は見当たりません。休止中のようなのでヤブで覆われちゃってるのかもしれません⛺
姥倉山登山口まで0.1km。松川コースのゴールです。あとちょっと!
広場に出ました。左側に謎のベンチ。何やら看板が立てかけられてます。
姥倉山まで4km、岩手山まで9.7km。登山では距離だけじゃなく標高差も重要なのでその記載があるととても便利なんですけどね。
最後の最後でドロドロの地面に遭遇し避けながらどうにか進むとついに登山口っぽい風景が見えました!
まさかの急勾配。
松川コース下山ゴール!
時間は12:10。松川温泉バス停着予定が11:30だったのでだいぶ過ぎちゃってます。その地点もまだ先です。
綺麗に舗装された林道を下ると砂防ダムの工事現場に遭遇しました。
現地ではダム建設だと思ったのですが、よく見ると管理用道路建設だったようです。この日は平日でしたが作業車の往来はありませんでした。
林道から大きな砂防ダムが見え泥水が流れていました。登山路も赤土だったのでそれが流されてるのかもしれません。
道路脇に咲く花。なんでしょうね?ヘトヘトながらも撮影しました。
松川地熱発電所へ送られてる蒸気の採集場所です。こちらの方まで来たのは初めてかも?
先程の砂防ダムの下流の橋です。間近でみるとかなりの泥水ですね。この時点で雨が降り始めていてゴールが見えていたが幸いでした。
松川地熱発電所に繋がっている蒸気パイプです。ところどころ吹き出していて白い煙が上がっています。山頂から見えたのはこれです。
松川地熱発電所の入り口に到着。以前は自由に出入り出来たのですが現在は一般者立入禁止となっていました。資料館もあるのですが開いてる形跡がありませんでした。
本当の意味でついにゴール!松川温泉バス停がある峡雲荘に着きました。時間は12:40。予定より1時間遅れです。
まずはバス停の確認から。これに乗らないと盛岡に帰れないですからね。
私が乗る予定だったバスは14:45発。到着予定より遅れましたが2時間あるので温泉に入れます!
1時間近く温泉で出たり入ったりしていました。足底腱膜炎気味で露天風呂に通じる通路のむき出しの小石が痛いのなんの。他の入浴者さんたちは平気で歩いてるのにビックリでした。
汗を流して綺麗な服に着替えて予定のバスに無事乗車。岩手山登山大成功です🙌
最後の最後で雨に降られましたがびしょ濡れになるほどではありませんでした。念の為折りたたみ傘も持ってきていたためそれを出し、ザックカバーもかけておきました。多少の雨なら平気ですがガッツリ降られると浸水の危険があるので。
湿気で窓は水滴だらけ。荷物が置ける前方の席に座っていたので前を見ていたのですが、速度こそ時速50km程度でも大きなバスだとまるでチョメチョメD。人の運転だと登山でヘトヘトになっていてもシンドイ思いせずに済むので便利です。
盛岡市内に入ると料金も1000円を越えます。電車と変わらないぐらいなので小回りが効く分バスのほうが便利です。
盛岡駅を過ぎて柳新道バス停で下車。そこから徒歩でこの日宿泊するホテルニューカリーナに着きました。泊まるのは2度目です。誤って喫煙プランを予約したものの問い合わせて変更をお願いしたらOKでした。良かったです。この日の部屋は12階でした。
荷物を降ろして早々、すぐそばのパルクアベニュー・カワトクの地下1階にある白龍にやってきました。お目当ては盛岡3大麺の1つじゃじゃ麺です。その発祥店の支店がココだったりします。小盛を注文しました。
着丼したらとにかくマゼマゼします。そして食べながら卓上調味料で自分好みにアレンジします。私はラー油お酢にんにくを加えました。ラー油が辛めなので気をつけたほうが良いです。
ちーたんたんも注文しました。じゃじゃ麺を少し残して卓上にある卵を割って入れてかき混ぜ食べていた箸と一緒にカウンターに出します。茹で汁を入れてもらうとあら不思議🧙♂️
たまごスープの完成。じゃじゃ麺の味噌が加わっているので味も付いています。私はお塩を少し振ってコクを引出してみました。最後の一滴まで美味しかったです。登山疲れもも吹っ飛びました。ご馳走様でした🙏
翌日の予定のために少々買物をしてホテルに帰ってきました。ロビーにはウェディングカラードレスが展示されてました。綺麗ですね。
10月31日のハロウィンに合わせたカボチャも展示されていました。そういえばカワトクにバターナッツカボチャ売ってましたね。東北にもあるんだなぁって思いました🎃
自室に戻って登山土産のご紹介。岩手山八合目避難小屋で購入した手ぬぐいです。山小屋は岩手県山岳・スポーツクライミング協会が管理していて日付は山開きの日なんだそうです。今年から山のシルエットになったそうで良いお土産になると思い買ってきました。
岩手山八合目避難小屋前の御成清水で汲んだウォーターパックでしたが飲まずにそのままお持ち帰り。捨てるのももったいないので備え付けの電気ケトルでお湯を沸かして飲むことにしました。
持ってきて余ったインスタントコーヒーで登山の余いんに浸るコーヒータイム☕
山のお水をホテルで飲むのは想定外だったので余計に美味しかったです。
コロナの影響か、以前は無かった空気清浄機が置かれてました。せっかくなのでスイッチオン。私も買って使った事がありますが効果はよくわからないんですよね。今回もそうだったのですが。
お次は晩酌。日本盛モンベルコラボ生原酒と行動食の残りをつまみにしました🍶
半分ぐらい残っていたのでベロンベロンに酔うかと思いましたが意外と平気でした。
日本盛 生原酒を飲むのは2回目ですがメジャーブランドだけに美味しいですね。強めのお酒なので苦手な人は水割りお湯割りにしてみたり、料理に使っても良いかと思います。だからモンベルとコラボしたみたいですけどね。
ここで一旦一区切り。岩手山登山を無事終えて3日目は親戚宅訪問とお墓参りと盛岡市内観光です。
お読み頂きありがとうございました。つづきをお楽しみに!
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