2020年10月5日月曜日

【登山】岩手山登山 その2 登山開始

登山開始

登山口には案内板と登山届の箱がありました。
私より先に軽装で入っていった方々がいらっしゃったので七滝見物なのかな?と思いました。

目的地の岩手山八合目避難小屋の案内板がありました。
価格もネットで調べたものと同額でした。

登山口の標識が左右にあります。岩手山頂まで9.7km。
長い長い道中のはじまりはじまり♪

900mほど進むと開けた場所に出ました。野鳥観察舎がありました。
テーブルがあったのでそこにザックを降ろし、動いて汗が出てきたので上着を脱いでザックに仕舞いました。

分かれ道に出ましたがどちらも七滝方面。違いは左が登山道で右が林道。
軽装な方は右の林道を歩かれたほうが楽です。私は左の登山道を歩きました。

まさに登山道といった様相。
滑り止めがしっかり付いたハイキングシューズでないと厳しいので、七滝見物の軽装の場合は入らないほうが良いでしょう。

しばらく進むと林道に合流します。
ただここは一時的。

再び登山道と林道に分かれます。もちろん私は左の登山道へ向かいます。

道はさらに荒れてきました。
人が歩き雨で流され、長い年月をかけて溝がどんどん深くなり切り通しのような道が出来上がります。
過去に整備されたような人工物もちらほら見かけましたが、時間とともに風化しちゃいますね。

ところどころ分かれ道のような場所がありましたが、しっかり道標が設置されていたので迷うことはありませんでした。

ここは沢を越える場所。間違って沢に入り込まないようにここにも道標が設置されていました。
なんてこと無い場所で遭難事故は起きますから油断大敵です。

七滝(ななたき)

七滝に向かう分かれ道に到着。予定どおり滝見物に行きます。
入り口に複数のザックが置かれていて私も置こうか悩みましたが近そうだったので担いで向かいました。

登山してると滝をよく見るのですが、ここの滝も大きく壮大でした。岩肌が赤いのは水質のせいか石質のせいか。下の方に人が見えたので降りようか迷いましたが荷物も重かったので上から眺めるだけに。
引き返して分かれ道に差し掛かった所で後ろからザックの持ち主さんが戻ってきました。話を伺うと下山中でこの先泥だらけになるから気をつけてとの事でした。それを洗うために降りていたそうです。

しばらく進むと下山者と再びすれ違い、この先に平坦な場所あるからそこで休むとイイよと教えていただきました。
そこでザックを降ろして給水と行動食を一本。平年なら紅葉の季節ですが今年は少し遅れてるようです。
アサヒプロテインヨーグルトを初めて登山に持ってきたのですが美味しくてたまりませんね。

休憩もそこそこに登山再開。
岩の上に木が生えていて支えるように地面に根を降ろしていました。
国立公園の敷地で原生林のままゆえの光景です。

先程から気になっていたのですが、道端に落とし物が度々ありました💩
一組の親子とすれ違った時にこの先でクマが出没したので気をつけてくださいとのこと。多分その糞かな?と思いました。木の実だけに見えるので食料不足なのかも。クマに襲われたと思われる遺体発見のニュースもつい先日出ていたので警戒しながら進みました。

七滝コース名物湿地帯

国土地理院の地図には記載されていない湿地帯が登山路にあります。
先人たちが木の板や倒木の枝を並べて歩きやすくしてくれてはいるものの、それ自体が沈み込んでて泥でグチャグチャです。

ふとみると油膜のようなテカテカが見えます。これは油ではなく鉄バクテリアによる酸化鉄皮膜です。
街中の用水路でも度々見かける光景なのですが、発生原因は水質なので何らかの因果関係はあります。

一見すると単なる泥だらけの道ですが、うっかり真ん中を歩こうとするとズッポリはまります。
トレッキングポールを刺しながら地面を確認しながら慎重に進みました。
右側の茂みが歩きやすかったものの、すぐ隣は茂みで隠された斜面。見た目とは裏腹にとても危険な場所です。

そんな湿地帯のところどころでりんどうが咲いていました。漢字で書くと竜胆なんだとか。品種によっては根を乾燥させて胃薬の漢方薬として使えるそうです。
旧安代地区の特産品だったので花は知っていましたが、こうして自生しているのを見るのは初めてでした。

左俣沢(ひだりまたざわ)にやってきました。
七滝とは違い間近で見られるスリリングな場所です。橋の上から撮影したのですが足場は細く、バランス崩せば沢へ落ちますしうっかりスマホを落とせば取りにはいけません。怖かったです。

ここで一旦一区切り。次回は大地獄谷(おおじごくだに)の話を書きます。
お読み頂きありがとうございました。つづきをお楽しみに!

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