AEGISMAX G3をゲット
私が初めて寝袋を買ったのが2016年12月。普通の布団だと隙間が少しでもあると冷気が入ってきて寒いので、試しに特価の化繊寝袋を買いました。
それがいつの間にかキャンプで使う事になり、2018年3月にはキャンプデビュー。ソロキャンプでした⛺
その約2年間で得た経験と知識を元に、また情勢・物価の変化が後押ししてくれ、満を持して買った寝袋がこちらです!
AEGISMAX G3 Mサイズ ブルー
AEGISMAXとは
AEGISMAXとは、中国のブランドです。
中国語では翼马AEGISMAXというブランド名で、翼马は翼のある馬の意味。さながらペガサスでしょうか?🐎
メーカー企業名は南京翼马户外运动装备有限公司。所在地は江苏省南京市高淳县桠溪镇观溪村观北组006号だそうです。Googleマップで確認するとのどかな場所のようで、三国志でいうと呉の都ですね。
AEGISMAX Gシリーズのラインナップ
AEGISMAX Gシリーズはダウンの充填量によってG1~G5の5種類があります。そして大きさがMサイズとLサイズの2種類、カラーが青と黒の2種類があります。
画像はネットでたまたま見つけたもので、G1~G3のスペックの一部が書かれています。数字が大きいほどダウン充填量が増え快適温度が下がる、つまり寒い所でも暖かく寝られるという事になります。
記載のないG4とG5は快適温度がそれぞれ-12℃と-23℃と、極地向けのスペックなので省略されているのではないかと思います。
AEGISMAX各寝袋の使用限界温度
こちらもネットで見つけたもので、各寝袋の使用限界温度を比較した画像です。幅広い商品をラインナップしてるのがよくわかります。
マミー型シュラフは主にGシリーズとDシリーズがありますが、Gはグース、Dはダックかと思います。グースとダックのダウンの違いは検索するとお布団屋さんの解説が数多く出てくるのでそちらを御覧ください。
シュラフ選びは、以前は安価だけど重い化繊か、高価だけど軽い羽毛(ダウン)かで選ばれるケースが多かったようですが、 AEGISMAXは羽毛がメインなのでその中で細分化されています。
G3にするかD4にするかで悩みましたが、約300gほど軽いG3にしました。
AEGISMAX G3 Mサイズの商品スペック
最初は商品に取り付けてあった紙タグ。
寝袋寸法 | 196x78(cm) ※身長目安176cm |
収納寸法 | 直径 20 x 34 (cm) |
充填物 | 95% ホワイトグースダウン |
総重量 | 1350g |
使用限界温度 | -15℃ |
次に寝袋本体に縫い付けてある布タグ。
モデル名 | イージス G3 |
サイズ | M |
形状 | ミイラ |
表地 | iFlex®15Dナイロン ※耐久性撥水生地 |
裏地 | iFlex®15Dナイロン ※ソフトタッチ生地 |
充填 | 100%ホワイトグースダウン(95%ダウン含有) |
フィルパワー | 800 |
充填量 | 952g |
快適温度 | -8℃ |
また表の※印はお店独自の情報から抜粋しました。
寝袋を買う時に一番気になるのは暖かさだと思います。それを想像する指標は生地と充填物です。
ウルトラライトUL商品は生地の厚さが10~20デニールが主流なので、それに準じています。
また、充填物のホワイトグース 800フィルパワーも一般商品の上級グレードで主に使われています。
充填量952gは、使用想定温度が近い同質のダウンを使った製品と比べほぼ同じ量です。
小難しい話を抜きにして選ぼうとすると、真っ先に快適温度を見るかと思います。
この温度はその外気温でその場に座っていても寒さを感じない格好で寝た時の温度と思ってください。ブランドやメーカー企業国籍に限らない寝袋全般の話で、就寝時に下がる体温を補うのが目的なので重ね着するイメージで考えると理解しやすいです。
もし、軽装で寝たい場合や疲労・病気・怪我・体質で体温が低めな場合は+αの温度で選んだほうが良いです。迷った時は暖かい方を選びましょう。予算や在庫で妥協すると休息できず、その後の行動に悪影響があります。
目安身長ですが、167cmの私が使ってピッタリな感じでした。もし、それ以上身長ある方や小顔な方、靴のサイズが大きめな方はLサイズ選んだほうが良いかと思います。
商品到着✈️
注文したお店は中国のAEGISMAXオフィシャルショップです。2019年2月16日に注文し2月26日には届きました。
個人輸入の特例で関税が無税となる16,666円を越える金額だったのでどうなるか心配でしたが、2019年3月31日まで特恵関税制度が有効なのでかかりませんでした。冒頭で情勢変化と書いたのはこのためです。
届いた時の状態は、このように目隠しビニール袋でそのまま包んだだけとわかる形。破れや目立った汚れも見当たらず無事に届きました。
布モノなので、開封時に刃物を使う場合は慎重に。透明の粘着テープを剥がし丁寧に外装ビニールを剥ぎ取ると、中からプチプチでクルマれた寝袋が見えました。
衝撃には強そうな商品ですが、万が一のためのプロテクターのような役割でこのような梱包なのでしょう。
念の為、再度全体をチェックして傷や破れはなし。
透明のプチプチごしにブランド名AEGISMAXの文字が見えました。
プチプチの中に直接寝袋が入れられてるように見えたので、プチプチに文字が印刷されてるのかと思ったのですがそうではありませんでした。
プチプチを取ると普通のビニール袋に入った寝袋本体が出てきて、文字はそこに印刷されていました。
寝袋本体の他に白い収納袋が入っていて、長期保管時はこちらに入れて羽毛へのダメージを抑えます。
開封
寝袋をビニール袋から出しました。
収納袋が圧縮機能を持っていて、頑丈な平紐が使われています。
紙タグが付けられていて、商品スペックや検品証、本物と証明する別途プリンター印刷されたタグが付けられています。
圧縮紐は全部で3箇所あり、1箇所だけ脱着式の樹脂留め具が使われています。
こちらにもi-FLEXのロゴがエンボスで付いていたので、生地ブランドの系列商品と思われます。
残り2箇所の留め具はこのようなものです。
脱着式と比べても形状が単純なので軽量に見えます。
脱着式留め具をはずし、収納袋の口の部分を取るとこんな感じ。
反対側は縫い付けてあって袋の底になっています。
収納袋の口は巾着になっていて、紐の留め具は透明色。
出っ張らないように中に入れ込まれています。
ダウンシュラフは丁寧に丸めて入れようとしてもどんどん膨らむので、膨張収縮性を活かして何も考えずに突っ込むほうが仕舞いやすいと言われています。
出荷時の状態ってどうなってるのか気になったので丁寧に出してみたのですが、シワこそあれどちゃんと丸めて入れられてました。
工場では作業効率アップとかもあるでしょうし、どうやって綺麗に丸めて入れているのか気になります。
収納袋の底にはAEGISMAXのロゴが細い糸で綺麗に刺繍されていて、それが持ち手になっているようです。
寝袋を広げるとぺしゃんこのままですが、だんだんと膨らんできます。
ジッパーは左側で閉める金具スライダーは上下2箇所に付いてます。
Lサイズは右側らしく2つ繋げる事も可能らしいのですが、大小2つの連結を想定してる不思議な仕様です。
ジッパーの上側スライダーには紐が付いていて、金属の引手は片面のみ。
もし内側から開閉したい場合は、開いてる側からグルッと引手を回して内側に移動させられます。
スライダーが寝ている間に移動しないようにするマジックテープも付いています。
下側のスライダーは、引手が片面のみ内側への移動不可の普通のモノが付けられています。
頻度や使い方考えると上と同じ物を付ける必要がないので、よく考えられた設計です。
ハンガーループが付いています。
干したりするために吊るす時に使うものです。
ジッパーを開けて開くと黒い裏地が出てきます。
表地は撥水生地でツルツルしていて触るとヒンヤリするのですが、裏地は黒で触れてもヒンヤリ感は表地ほどありません。
今回選んだ青色タイプはこんな配色ですが、黒色にすると逆に裏地が青くなります。
試用
実際に寝てみる事にしました。
以前購入したシュラフ用エアーマットを膨らまし、そこに乗せれば気分はキャンプです。
部屋の窓を全て開けて外気に近い室温にし、北岳登山を想定して湯たんぽは無し。服装は、いつも布団で寝ているスウェットにフリースの部屋着のまま寝てみる事にしました。
寝袋に潜り込み、私の視点でiPadで写真撮ってみました。
驚きのフカフカ感と暖かさ。
マミー型だとたまに聞く窮屈感はまったく無く、むしろ無駄な空間が無いので体温で温まるのがとても早いです。
そして起床。
快適すぎてとても良い目覚めの朝でした。もう少し潜っていたいぐらいポカポカだったのですが、撮りたい写真があったので早々に仕舞いました。
起きてすぐに気がついたのですが、寝た時に比べて寝袋が明らかに膨張していてパンパンになってました。足元付近を比較するとわかりやすいです。
ダウンシュラフのレビューだと広げてほっとけば膨らむって良く言われるのですが、体温でさらに大きく膨らむのはダウン特有だと思います。
比較
これからセットで持ち歩くことになるAEGISMAX G3Mサイズとシュラフ用エアーマットを並べてみました。
ダウンシュラフのほうは未圧縮なので今度はこれをギュッと小さくしてみます。
ダウンシュラフを圧縮するとエアーマットより短くなりました。
圧縮すると袋にそうとう負荷がかかるので破けないか心配しましたが、全然大丈夫そうです。
もし、破損してしまった場合でも袋だけの販売もあるようなので買い替えも可能です。
もってる化繊寝袋と並べてみました。
条件を同じにするためどちらも未圧縮の状態です。
スペック上の下限温度はどちらも-15℃なのですが、サイズはダウンシュラフのほうが小さいく実測もスペック通りだったので軽く、快適温度は化繊寝袋は未記載なので不明ですが明らかにダウンシュラフのほうが暖かかったです。
ダウンシュラフのほうだけ圧縮すると直径も長さもかなり小さくなることがわかりました。
化繊寝袋も圧縮すればそこそこ小さくはなるのですが、ここまでは縮められません。
ザックに入れたくなるサイズ感です。
最後は私の愛用テント 3F UL GEAR LANSHAN 2と並べてみました。
長さはほぼ同じ。直径が1.5倍ほど差があるでしょうか。
総括
重さのハンデは筋力体力勝負でどうにかなりますが、ザックに入れる時の容積は銭勝負なのでビンボー暇なし金もなしの小生には歯がたちません。
ダウンシュラフを手に入れた事で、今年目標にしてる北岳登山で山頂キャンプの道が開けたと写真を撮りながら感慨無量でした。
この後キャンプで使い勝手やテント内での取り回しなどをトレーニングしながら本番に備えたいです。
お読みいただきありがとうございました。この後もいろいろ掲載していきますので、引き続きよろしくお願いします。
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