2020年8月19日水曜日

【登山】埼玉県奥秩父 三峯神社 三峰山に登ってきました その3 山頂目指して

後半戦スタート

少し進むと広場があって石碑もありました。
険しい道のりなので清浄の滝だけを目当てに訪れるのも良いかもしれません。

バス停から1.8km、神社まで1.9km、約1時間経過。
距離的にはほぼ半分ですが国土地理院地図を見ての通りキツイ登りが始まります。

石碑がありました。調べてみるとすごい事実がわかりました。
関東平野における三峰信仰の展開 三木一彦 著-2005によるとこう記載されてるようです。
第廿五丁目 国田屋七右衛門 日光道中粕壁宿
第25丁目は距離を表していて1丁目=109mだそうです。日光道中粕壁宿 国田屋七右衛門。つまり私の地元春日部の人。
春日部市教育委員会ブログによると春日部市民文化会館付近にあった旅籠屋なんだとか。
現地でよくわからず撮った1枚でしたがあとで調べたら新事実だらけでビックリしました。

登山路のあちこちに丸い木の実が落ちていました。
多分これは山クルミだよね?と思いながら見ていたのですが。

やはりそのようで、何かが食べた殻が落ちていました。

整備された登山路でよく見かける木製階段が見えてきました。
ここも荒れていて階段としての役目は果たしきれておらず、その脇を歩いたような道が出来ていました。
いつ頃のものかはわかりませんが、今後の整備計画の判断材料になるような気がします。

バス停から2.2km、神社まで1.5km、1時間10分経過です。

薬師堂跡の看板がありました。
看板の説明によると現代でいう救護所のような場所だったそうです。
当時は自宅からここまで全行程徒歩の時代ですから、それはそれは苦難の道のりだったはずです。

立派な木が杉並木のように参道に立っていたので撮影しました。
所有者のいる山と違い寺社の敷地ならではの光景です。

自生している植物の説明看板がありました。
先ほどの並木はスギやヒノキだそうです。またサワグルミも生えているのだとか。先ほど見た実はオニグルミだと思います。形が異なるので。

家屋がありました。
表札のようなものは無かったので廃屋かと思います。

バス停から3.1km、神社まで0.7km、約1時間40分経過。
もう一息です。

真新しい電柱や何やら建物が見えてきました。
これはもしや山頂?と思いきや

本当の民家でした。表札もあり郵便物も玄関に挟み込まれていたので使われているものと思われます。

その民家のすぐそばに道標がありました。
バス停から3.1km、神社まで0.6km、約1時間40分経過。
さきほどの場所からすぐなので経過時間はザックリです。

バス停から3.2km、神社まで460m、約1時間50分経過。
やっと1kmを切ったようです。あと少し!

再び廃屋の小屋がありました。お土産屋か茶屋だったんですかね?
壁が壊れていて中が見えましたがかなり荒れていました。

バス停から3.4km、神社まで300m、約1時間50分経過。
良いペースで登っていたので100m程度の移動だと経過時間がザックリになっちゃいますね。

バス停から3.6km、神社まで125m、2時間経過。
これを登りきれば到着でしょうか。

今回の登山で試験的に国土地理院の地図Android版FireFoxブラウザで使っていたのですがこれが意外と便利。
等高線が読める人なら画像処理せず使える軽量マップであることはもちろん、画面下にGPSから取得した位置座標から地図上の標高を表示してくれます。
GPSや気圧から標高を割り出す方法があるのですが、地図情報から取得したほうが安定してるように思います。崩落などで地形が著しく変化していなければですが。

もうすぐゴールと思うと足取りも軽くなり自然と鼻歌も出てきます♪
ヤマノススメ3rd 地平線ストライド色違いの翼は普段の登山BGMなのですが、今回から宇崎ちゃんは遊びたい!OP なだめスかし Negotiationを加えて聴きながら登っていました。
自然のBGMも時折聞いているのですが、ペースメーカーや運動ストレス対策でBGMとして聴かせていただいてます。

バス停から3.7km。つまりここが道標上のゴールで神社まで0m。着きました🙌
所要時間は2時間ちょうど。観光協会の目安時間が2時間40分ですから色々見て回った割りには早かったと思います。

すぐそばには案内図があり、クマ出没注意の看板も出ていました。
クマ🐻には出くわさなかったのですが、途中ハチ🐝にまとわりつかれ相手にしてなかったのですが、しつこかったので走って追い払ったりもしました。

遥拝殿(ようはいでん)で記念撮影。
毎度お馴染みブログ限定自撮り写真ですが、逆光でいい具合に隠れてます😅
今回もスポーツマスクをして登りました😷

ここで一旦一区切り。次回は三峯神社参拝のお話です。
お楽しみに!

2020年8月18日火曜日

【登山】埼玉県奥秩父 三峯神社 三峰山に登ってきました その2 本格登山

本格登山開始

実質的な登山口は三峰ロープウェイ 大輪(おおわ)駅跡のすぐ脇にあります。
案内図にはすでにロープウェイは消えているので新たに設置されたものでしょう。

案内図の隣に道標があってバス停から500mの地点です。
三峯神社まであと3.2kmあります。まだまだ先は長いです。

これが登山路です。それっぽい道ですね。

入山の合図をする鐘代わりの鉄パイプがありました。
打ち付けるもう1つが無かったので、代わりにボルトに当てて鳴らしました

しばらく進むと登山路を塞ぐようながけ崩れに遭遇しました。
転がってる石が新しかったので今年の長梅雨で起こったものかと思います。

土砂を乗り越えるように道が出来ていました。
非常に不安定な場所ですぐ隣は急斜面。油断して踏み外せば滑落します。
このような危険箇所がいくつかあったので要注意です。

道標がありました。バス停から700mの地点です。
8:25にスタートしたので20分ほどでここまで来ました。
三峯神社まで3.0kmまだまだ長いです。

しばらく進むと最初の橋がありました。
手すりもあってしっかりした作りです。

沢になっていて上から水が流れていました。
長梅雨の影響か水がとにかく豊富です。

道標がありました。バス停から1.1km、三峯神社まで2.6km。スタートから約30分経過。
撮影しながらリアルタイムにツイートしながらだったのでコースタイム狙いではありません。あくまで計画管理上のタイムキープです。

つづら折りの登山路です。
表参道と名が付いてるだけあって比較的登りやすい道です。
それでも地面は土もあるので滑り止めがしっかりしたハイキングシューズは必須ですが👟

休憩ポイントであるベンチがありました。
先客が休憩していたのでお邪魔にならないようにパシャリ📷
私は休憩せずに先を急ぎました。

今回のイベント用に取り付けられた道案内の矢印です。
イベント終了後にはすべて取り外されるので、スタッフの方々にはほんとに頭が下がります。

2つ目の橋に差し掛かりましたが、まさかの足場資材で作られたものです。
事前に登山路の状況は調べていたのであるのはわかっていたのですが、実際に見ると工事現場って感じです。

踏板はメッシュですから下は丸見え。
おまけに上下に揺れるので慣れない人だと壊れて落ちるのではないかとヒヤヒヤものだと思います。

バス停から1.3km、神社まで2.4km、スタートから40分経過です。

3番目の橋が見えてきました。
今度は木製のようです。

1番目の橋同様にしっかりした作りです。
後付で転落防止用の柵も設置したようです。

面白い沢の滝を見つけました。おそらく落石した岩に水があたって放射状に流れているのだと思います。
これのおかげで川底もえぐれずに浅そうに見えました。

バス停から1.6km、神社まで2.1km、約50分経過。
4番目の橋が見えてきました。
遠目で見ても今までの橋とはまったく違う立派なものでした。

鳥居や祠、東屋に滝と開けた場所にでました。
清浄の滝までやってきました。

簡単な場所の説明とサンショウオ保護のための注意がありました。
食器を洗うだけで幼生がいなくなってしまうぐらい水質に敏感なんだそうです。アウトドアをされる方は要注意です。

以前ブログでご紹介したBE-PAL 2020年8月号付録CHUMSコラボ冷感タオルをこの日も首に巻いて歩いてました。
水が冷たくて気持ちよかったのでこのタオルで顔や手の汗を流しました。

鳥居の中に丸に三つ引き家紋の書かれたものがありました。
私の姓は三浦でこの家紋を使わせていただいているのでビックリしました。
のぼうの城に登場する成田家も同じ家紋なんですよね。奇遇です。

梅雨明け後の猛暑でこの日も汗だくでしたが、この場所はとても涼しくてずーっと居たかったです。
そんな後ろ髪を引かれる想いでせめてもと動画を撮影しました。
ほんとに気持ちよかったです。

ここにも鐘がありましたので鳴らしました。

ここで一旦一区切り。次回は登山後半のお話です。
お楽しみに!

2020年8月17日月曜日

【登山】埼玉県奥秩父 三峯神社 三峰山に登ってきました その1 いざ出発

2020/8/8(土)~10(月祝)に行われた秩父鉄道主催 涼風爽やかな三峰山から三峯神社へ☆特別企画ハイキングに行ってきました。
8日は寝坊で延期に。山の日が10日だったのでその日にしようかとも思いましたが、混むのも嫌だったので間をとって9日に行ってきました。

出発

今回も鉄道での移動です。
毎度のことですが登山となると時間との戦い。街中なら夜が更けても街灯ありますが、山中はそういうわけにはいきません。
もちろん、万が一に備えてヘッドランプは持参してますが使わないに越したことないので🔦

鷲宮駅まで来ました。鷲宮神社の最寄り駅です。
思う所あって参拝は最近控えてます⛩️

羽生駅に着きました。
残念ながら2020年の世界キャラクターさみっとin羽生は延期となってしまったようです。こういうご時世ですから柔軟な対応が求められるのでしょうね。

自販機もご当地キャラで飾られています。
以前からこんな感じですが何度見ても派手です。

秩父鉄道羽生駅で秩父路遊々フリーきっぷを購入しました。
消費税10%増税に伴い印刷された額面に取り消し印が押されていました。
コロナ自粛の影響もあって中々捌けないのでしょうね。

ついつい毎度撮影してしまう羽生市と行田市の間に広がる田園風景🌾
今年は台風の上陸がまだ1度も無くすくすく育ち刈り入れも早そうな気がします。

長らく電車に揺らていれると武甲山が見えてきました。
以前この山の登山記事を書かせていただきましたが、登った山をこうして眺めると以前とは見方が変わりますね。富士山でも経験していますが親近感が高まります。

もうすぐ駅に到着するので持ってきた虫よけを塗りました。だいぶ前に百均で買ったまま未開封だったキンカン虫よけローションです。
汗かきなのですぐ落ちちゃいそうですが、無いよりマシの精神で塗り塗りしました。

バスに乗って登山口へ

三峰口駅に着きました。
ここまで来たのは多分2度目。以前来たときはなぜ三峰口って名前なのかわからなかったのですが、イベント参加でそのまんまの名前だった事に気付かされました。

駅の先まで線路が伸びてますが留置線の移動用です。この先は線路が切れています。
改札を出てすぐ左手にイベントの受付窓口がありました。そこで参加費(バス代)の千円を支払ってバス乗車証と案内チラシを頂きました。
秩父鉄道 ハイキングの会 ポイントカードの押印はコロナ対策でその場ではせず、案内チラシ隅に押されていてそれを各自切り取って貼ってくださいとの事でした。

動画やサイトで登山路情報は頭に入れてきましたが、バスで移動中に案内チラシを斜め読み。
コースは思っていた通りの内容でした。

その中で最重要だったのは帰りのバスの時間です。
私は第1便の乗車だったので時間に余裕がありますが、受付終了ギリギリだと山頂の三峯神社をプラプラする余裕がないように思いました。

バスは国道140号線 秩父往還を進みます。
マイカーで何度か通ってる道なので見慣れた風景だと思い登山準備に集中していました。
このときはとある事に気づかなかったのですが。

三峯神社 大輪(おおわ) 表参道鳥居到着⛩️

バスに揺られること10分ぐらいで三峯神社 大輪 表参道鳥居に着きました⛩️
今回のイベントのハイキングコース スタート地点なのですが、厳密にはここは登山口ではありません。

三峯神社の入口を守るのは狛狼(こまおおかみ)です。
帰宅後に調べたのですが神の使い御眷属(ごけんぞく)でとして信仰されてるそうです。
そういえば宝登山も狛狼でしたね。

しばらく進むとお土産屋さんが見えてきました。奥には座敷も見えたので飲食もできそうでした。
陶磁器類が中心で酒器もあったのでちょっと気になりました🍶

登竜橋(とうりゅうばし)にやってきました。
日本の神社にはよく赤い橋がありますが、神橋と呼ばれるもので神域との境界線の役割として川や水路があってそこにかけられているそうです。
生活に水は欠かせませんから水源確保の意味もあるのでしょう。

荒川の渓谷にかけられた橋だけあって眺望はとても良いです。
こちらは上流側。

そして下流側。
大きな岩とその間に流れる川。川底深そうでちょっと怖いです。

橋を渡って右に曲がると坂道が始まります。
綺麗に整備されていて油断するのですが、以前あったとある施設の名残みたいです。

坂道入口に立て掛けられた枝の数々。
下山後に見たら本数が減っていたので、どうも杖代わりに使った人たちが後進のために置いていったものみたいでした。レンタル傘の杖版ですね。

しばらく進むと柵が切れて道標がありました。
右へ行くととシャクナゲ園と竜門の滝と神庭(かにわ)洞窟遺跡へ向かうようです。
ちょっと気になりましたがルートから大幅に外れそうなので、今回は寄り道せず真っ直ぐ進みました。

延々と続く緩やかな石畳の坂を進むと階段が見えてきました。

階段を登るとそこは開けた一面緑色の場所。三峰ロープウェイ 大輪駅があった場所です。
一見すると地面のように見えますが、この下はコンクリート基礎なのでこの姿もいずれは無くなるかもしれません。

ここで一旦一区切り。次回は本格的な登山開始のお話です。
お楽しみに!