プリンスルートで御殿場ルートから下山
登りは吉田ルートでしたが、下りはプリンスルートで下山するので御殿場ルートからスタートです。
はじめて歩くルートなので、楽しみと不安が入り混じっていました。
予定の8時を過ぎていましたが、タイムスケジュールには余裕を持たせていたので焦りはありませんでした。
御殿場ルートは登り下りの混在なので、途中で登山者とすれ違っては挨拶の連続。
結構タフなトレイルランナーさんも登ってこられててエールを送らせていただきました。
登山マナーと言われる挨拶ですが、その本質は相手の存在を認識してる合図を送り合って安全に通行したり、健康状態を確認して万が一のときは救助するなど実用面の意味合いが大きいように思います。
場所によっては片側通行じゃないと難しい所もあります。登山は登り優先とは言われていますが、状況に応じて臨機応変に対応するのがベストだと思います。
この日の御殿場・富士宮方面は雲がすごく、時折真っ白になりました。
遠くにうっすら見えるのは宝永山。プリンスルートの一番の見どころです。
近くに見えるんですけど遠いんですよね。
標高3000m付近まで降りてくると、草もちらほら見えてきて生命の息吹を感じます。
御殿場ルート七合目付近でルートが分かれるので、下山ルートの大砂走りへ向かいます。
その名の通り厚い砂の道で、着地するたびに砂と一緒にズルズルと滑るので両手に持ったストックでバランスを取りながら降りていきます。
もちろん、道はクリアーではなくあちこちに大きい石も転がっているので、それを避けながらスタスタ降りていきます。
プリンスルートはこの下山路を横切る形で御殿場ルート6合目につながっていて、このように看板が一応出ているのですがわかりにくいかもしれません。
宝永山
御殿場ルートから富士宮ルートへ向かう宝永山のプリンスルートに着きました。
一見登り基調に見える道なのですが、後で地図の等高線を確認すると見た目ほど登っていないんですよね。
延々下ってきているので感覚が変になってるのかもしれません。
遠くに見えるのが宝永山第一火口へと続くプリンスルートの道。
ちょっと寄り道して宝永山山頂へ向かう事にしました。
登ってるように見えて登ってない道。なんでこんなに楽なんだろ?追い風のせい?と思いながらこのときは歩いてました。
ほんと、不思議な場所です。
宝永山山頂に到着して記念撮影📷
本来なら富士山山頂まで見えるはずなのですが、雲がかかって何とか山肌見える程度でした。
全然人が来ない場所で私が到着した時は貸切状態。この後、途中で追い越した夫婦がやってきただけでした。
普通に登るだけでもハードな山なので、疲労困ぱいでここまでやってくる人が少ないのかもしれません。
雲が抜けてきたので、改めて撮影。
スジのように見える溶岩が流れ冷え固まった山肌がまた綺麗ですね。
宝永山第一火口の底に到着。
ここまで下りだったので比較的楽でしたが、地面が砂地で皇太子殿下はよくお登りになられたとビックリでした。
火口から少し進むとベンチとテーブルがある広場に出ました。
通称プリンスベンチと呼ばれている所で、皇太子殿下が登られた時にここで御休憩されたそうです。
そんな話を知ったのは後の話で、このときはもう疲労でイッパイイッパイだったので空いてるベンチにザックを置き、それを枕にして寝転がって休憩しました。
ふと富士山を見上げると、先程見えたスジのような山肌がとても綺麗だってので写真をパシャッ📷
下にモヤモヤと写ってるのは私の服です。
富士宮口五合目へ
宝永山火口までひたすら下りでしたが、富士宮ルートへ合流するまで再び登ります。
途中子供の集団とすれ違いましたが、その先にちょっとした岩場があって良く越えてきたと関心しちゃいました。
宝永山第一火口縁の看板に登り下り両方に富士宮口五合目の案内が出ていて迷いましたが、富士宮六合目経由を選択。
細くところどころ崩れた登山路を抜けて到着しました。
水がシャーシャー流れてるラムネが美味しそうでした。
富士宮口五合目に到着して富士山登山ゴール。
時間は12時前だったので予定通りでした。
はじめて来たのですが、富士吉田の富士スバルライン五合目とは対象的に昔ながらの山頂のお土産屋さんという建物でしたね。
喉がカラカラでしたが持ってきた水バッグは空っぽ。買おうかどうしようか迷いながら荷物を整理していると、残してあったゼリードリンクを見つけたので飲み干しました。
登山するときは必ず持ってくるものの1つなのですが、毎回最後に残ってて救われています。
2018年7月22日(日)20時過ぎからスタートした富士山登山でしたが、23日(月)12時下山なので全行程16時間の登山でした。
このあと埼玉県へ帰らなくてはなりませんが、残念ながら富士スバルライン五合目のような都内への直行便バスはありません。
一旦富士宮駅へ出てからとなります。
次回は帰路のお話を書きます。お楽しみに!
0 件のコメント:
コメントを投稿