ついにこの日がやってきた!
2017年7月7日夜7時、富士山頂郵便局の開設期間が7月10日からと発表。そして浅間大社奥宮の山開きも同日の10日になりました。
せっかく登るからには山頂で出来ることをしたい!ということで、富士山山開き2017年7月1日ではなく、7月10日の前日である7月9日から富士山に登る事にしました。
9日当日。なぜか朝からイオン春日部へ
前日までにすべて買い揃えておくツモリだったのですが、どうしても食べたかったシリアルバーが手に入らなかったので午前中にイオン春日部へ買い物にいきました。
そして無事3本購入。そういえば名古屋旅行した時も出発当日にココに買い物に来ていたことをふと思い出し、その時とダブりました。
帰宅後、普段は食べない昼食モグモグ。
この日は、ランチョンミートをスライスして焼いたモノでした。
山でもコレを食べようと思っていたので、そのパッキングを試す意味もあって次いでの食事になりました。
出発1時間前になんとかザックへのパッキングが完了。背負うとズッシリくる重さ。
体重計を使って測ってみるとザックの総重量9kgでした。
まさかのバス出発ギリギリのスタート
総重量9kgのはじめて背負うザックを担ぎ、家族が昔使った金剛棒片手に駅へ向かってエッチらオッチら。
時計を見ると予定していた時間より30分も遅れてました。
バスタ新宿発→富士山五合目着の高速バスをすでに予約していたので遅れるわけにはいきません。
最悪、出発前なら100円の手数料を支払う事でキャンセル出来るみたいでしたが、1時間毎の運行なのと現地に着いた時にお土産屋さんが閉まってるので、是が非でもそのバスに乗りたかったのです。
遅れを取り戻すため、列車を当初予定の運賃最安値ルートから時短ルートへ変更。
春日部→北千住→西日暮里→新宿
Twitterでは、何事も無いように淡々とツイートしてましたが何気に焦っていました。
最初のバスタ新宿の写真も撮影したのが15時30分頃。バス出発が15時45分。ギリギリです。
ハイウェイバスドットコムを利用し、少し安くなるWEBクレジットカード決済をしたのですが、乗り方がわかりませんでした。
現地の窓口でうかがったものの良くわからず、届いた決済完了メールにもそれっぽいURLもなく。
焦って慌てて探しまくった結果、決済完了メールにあるご予約の確認、解約をされる方は~の下のリンクを開いてログインし、予約したバスの所のWEB乗車券のボタンをポチると表示されました。
出発前に何とかトイレも済ませ、バスに乗車する事ができました。
富士山に向けてバス出発!
当初の予定ではバスタ新宿に45分前に到着して少しプラプラするつもりでしたがキャンセルに。
まぁ、今回の予定は富士山登山ですし、バスタ新宿はまた何かの機会で訪れそうな気がしたので、探検の楽しみは次の機会に取っておく事にしました。
今回乗ったバスは京王バス。富士急行と2社あるのですが、トイレ付きと書かれていたので念のためこちらを選びました。
ふと座席脇を見るとコンセントがあったのでスマホ充電開始。
持ってきたモバイルバッテリー2つのうち、先に使っていた方も充電しようとしたらminiUSBケーブル持ってこなくて撃沈。
まぁ、もう1つあるからどうにかなるかと思いスマホを満充電キープしました。
このバスにはもう1つ嬉しい装備がありました。それはフリーWiFi。
Wi2運用タイプのよく見かける奴です。インターネット接続のボタンを押し、次にSNSかメールアドレスを使って認証登録すると無料で使えるようになります。
通信状態は概ね良好。ただ、富士スバルラインだけWiFiが一時切れて再接続後も通信しにくい状況がありました。
携帯電話を見るとそちらの電波も無かったので、アクセスポイントから先のモバイル通信の電波が無かったのでしょう。
バスタ新宿の立体駐車場のようなスロープを降り、新宿駅南口前の国道20号線甲州街道を山梨方面へ。
そして、初台から首都高速を経由して中央道へ向かいます。
高速バスなので、途中高速道路上にあるバス停に停車していきます。
日野バス停は、当初ココから乗ろうか迷った所。春日部からだとココからのほうが少し安いのですが、最寄り駅のJR日野駅から1.7kmほど歩くのでやめました。
多摩モノレール甲州街道駅ならもう少し近いようなのですが、運賃的にメリットがなくなってしまうので考えていませんでした。
八王子ジャンクションに差し掛かると見えてくるのが、正月三が日に登った高尾山です。
最近キャンプ熱にも火がついてて、それで気になってた日影沢キャンプ場の場所も確認出来ました。
縦走登山でテント⛺担いで登るわけですが、日影沢キャンプ場は高尾山への登山道沿いなので、その練習も出来るかな?と思ったので。
しばらく進むと、今度は相模湖が見えてきます。
甲州街道走ってるなって気分になってきます。
ふと進行方向を見てビックリ。中央道上り線が大渋滞でした。
この日は日曜日。オマケに17時前。丁度行楽客のUターンラッシュの時間帯です。
みんな楽しんで帰ってきてる所を、逆走して向かってる私。
なんか複雑な心境でした。
中央道から河口湖線に入ると、すぐに富士山🗻が見えてきました。しかも巨大。
春日部からいつも見ているので知ってるつもりでしたが、実際にそばで見るとその大きさを改めて実感しました。
それと同時に、これ本当に登れるのだろうか?という不安も出てきました。
後は野となれ山となれ。
富士急ハイランドが見えてきました。
ここは苦い思い出があって、軽い気持ちでFUJIYAMAの夜営業 FUJIYAMA2の試乗会に参加した事があるのですが、私はジェットコースターが大の苦手で極力乗らないようにしているのです。
無事乗車を終えたのですが、腰が抜けて帰りのクルマの運転が大変でした。
ここを見るといつもそれを思い出してしまいます。絶対もう乗らないぞ😅
河口湖インターを降りて富士スバルラインへ。
何度か来たことがあり、マイカーでも1度だけ。その時に見覚えのあった直線道路だったので、あーココだと思いました。
長い長い直線を抜けると料金所が見えてきます。
普通車往復2060円。高速バスの運賃は2700円。
こうして見ると、高速バスって安くて便利だなぁって思います。自分で運転しないってほんと楽です。
料金所をすぎると本格的な山道ヒルクライム。
なんかチョメチョメDな気分になってきますが、もちろん高速バス路線バスなので安全運転です。
途中、眼下に広がる雲海が見えてきました。とても綺麗。そして日暮れ。
普通なら帰り始める時間を、逆に富士山🗻に向かってるのはやはり不思議な気分です。
富士山五合目に18時20分着の予定だったバスは、20分ほど早い18時頃到着。
山頂まで綺麗に見ることが出来ました。
富士山五合目🗻到着。十分寒い標高
富士スバルラインの富士山五合目の標高は2305mです。
標高100m高くなるごとに0.6℃気温が下がると言われています。ですから、海抜0mとの気温差は-13.8℃になります。
肌寒く感じる事を見越し、すぐ着られるように上着をザックに入れず、くくりつけてきたのが正解でした。
バスから降りたらすぐに着て記念撮影。
そういえば、手に持ってた金剛棒を列車の中で手すりと間違えて乗客に握られる事が2度ほどありました。
太さも似ているので、反射的に持っちゃうのでしょうね。
登山中、すぐに飲めるように水を小分けして、ザックの肩紐にぶら下げてた300ml水筒。
いつもInstagramに掲載してるモノなのですが、ふと思いつきで一緒に記念撮影。
登山前の腹ごしらえということで、ザックから食料袋を取り出そうとした所、1番上に入れてたカールがパンパンに膨らんでました。
標高が高くなり気圧が下がると、ポテトチップの袋が膨らむから持ってくと面白いという話は知っていました。それで持ってきたのですが、まさか五合目でこうなるとは思ってなくてビックリしました。
東日本で9月に販売中止になる
カールの最後の勇姿をご覧あれ♪
ここに来る途中で水筒から飲んでいたので、その補給も兼ねてダイソー 折りたためる水筒1.2Lのさんぴん茶を引っ張り出しました。
ところで、最近この手のバッグタイプの水筒が流行りでハイドレーションシステムでも使われていますが、高山での使用は注意が必要です。さきほどのカールの袋をお見せしたように、このバッグ水筒も膨らむので限界を超えると爆発します。
対策として、容量一杯に入れず空気を抜いて密着させ、膨らみ余裕を持たせて栓をする事。そして、時々チェックして膨らんでいたら栓を開閉して抜くことです。この後書くのですが、登山中に爆発させてる人を目撃して得た貴重な教訓です。
貴重なカールを開けてもぐもぐ。
登山前のカーボローディングをしました。
何年ぶりでしょ?カール食べるの。とても懐かしい味でした。
ご馳走様でした。
上半身の装備は先程の記念撮影でお見せしましたが、下半身のほうはこんな感じ。
シューズは、春日部大凧マラソン大会でお世話になったアディダス PureBOOST ZG。
そこにコンプレッションタイツを履いて、その上にユニクロのショートパンツです。
直前までクライミングパンツかカーゴパンツみたいなのを買おうか迷ったのですが、適当なモノが見つからなかったので今回はこの装備で登る事にしました。
沈む夕日を眺めながら、はじめての夜登山に楽しみ半分不安半分。
駐車場には自衛隊の車両と隊員が沢山いました。
この後、閉店直前のお土産屋さんをプラプラ見てまわりました。
すでに閉まってた富士山めろんぱんが何気に気になったのですが。
日も暮れて冷え込んできたので、屋内の休憩所に入り登山準備。
直前まで悩んでいた保険でしたが、今回はモンベル野あそび保険の1泊2日SA02プランにしました。
短期プランはいくつかあるのですが、日付をまたぐ場合に2日分取られるか1日分で済むかが決め手でした。
次は、コンパスで下書きしていた登山届を完成させて提出。
ところが、この時に下山日付を間違えてしまい10日12時とするつもりが9日12時に。入山日時9日20時の前にもかかわらずエラーにならずに提出されてしまい、私のみならず緊急連絡先で登録させられたメアドにまで安否確認を要求するメールが大量送信。
登山中に電話が着て平謝り。オマケに、後で確認したら私のメアドにも大量にメールが届いてました。
命に関わる事とは言え、簡単な矛盾チェックぐらいはして欲しいような。まぁ夜登山自体珍しい事かもしれませんけどね。
一通り準備を終えてパインアメをペロペロ舐めながら、登山開始時間までマッタリ待機。
今回は、富士スバルライン五合目到着までで終わり。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回は登山篇です。お楽しみに!