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2017年11月17日金曜日

Raspberry Pi+Raspbian stretchでwkhtmltopdfを使ったホームページ画像化しGoogleフォトにアップロードする

事の発端は毎週のダイエットサマリーブログ

毎週掲載しているダイエットサマリーブログで、体組成データや筋トレチェック表を画像化して掲載しています。
以前ご紹介した画像化の方法でしばらく使っていたのですが、OSアップデートによる変更で動作しなくなったり、SDカードの破損で運用そのものが危ぶまれたり、踏んだり蹴ったりのトラブル続出で使用中止していました。
代替案で、他の端末からスクリーンショットをアップロードして使っていたのですが、その作業がとにかく面倒くさい😭
Raspbian stretchで強化されたセキュリティ関連のクセが、やっとここに来て飲み込めて来たので楽したくて再チャレンジしました😤

wkhtmltopdfに巡り合う

あれこれ探した末に見つけたのがwkhtmltopdfでした。
Google製のアプリで、HTMLレンダリングエンジンWebkitを使って展開し、それをPDFや画像ファイル化するためのものです。
対応OSもWindows・macOS・Linuxに対応しているので、私のようにあれこれ使う人にとってはとても助かります。

Raspbian stretch LITEにインストールするも動かず

インストール方法は、おなじみのaptを使います。

sudo apt-get install wkhtmltopdf
使い方は、下記のコマンドです。
wkhtmltoimage [URL] [画像ファイル]

Raspberry Pi Zero Wで使ってみたのですが、下記のようなエラーが出て動きません。

QXcbConnection: Could not connect to display
中止
フレームバッファが必要なのかも。

仮想フレームバッファ Xvfbで実行

前回画像化でも使った仮想フレームバッファ Xvfbを今回も使います。
まずは、インストール。

sudo apt-get install xvfb
次に、仮想フレームバッファをこのアプリで作成し、そこでwkhtmltopdfを実行します。
xvfb-run -a -s '-screen 0, 1024x768x24' wkhtmltoimage [URL] [画像ファイル]
これで、どんな環境でも使えると思います。

出来た画像ファイルをupload-gphotosGoogleフォトへアップロード

使わせていただいているブログサイト Bloggerの記事作成機能はとても便利で、Googleフォトの画像も直接貼り付けられます。
そこで、HTMLから作った画像を、upload-gphotosGoogleフォトへアップロードします。

upload-gphotosはTypeScriptで書かれていますが、JavaScriptへトランスパイルされたモノがnpmでインストール可能なので、今回はそれを使わせていただきます。

node.js、npm、nを最新に

Raspbianに標準インストールされているパッケージが古く、そのままでは動きません。
そこで、最新版のインストール作業から始めます。

まず、パッケージリストを更新します。

sudo apt-get update
次に、npmをインストール。
sudo apt-get install -y npm
次に、npmの最新版をインストール。
sudo npm install -g npm
npmをnpmでインストールってなんかだか不思議な感じですけどね😅
このブログを書いてる段階のRaspbian最新版September 2017では、下記のようなエラーがでます。
/usr/bin/env: ‘node’: No such file or directory
これは、node.jsのコマンドであるnodeがないために出るエラーです。nodejsという古い名前のままなので、nodeという名前でリンクを作ります。
sudo ln -s /usr/bin/nodejs /usr/bin/node
そして、再びnpmの最新版をインストールするコマンドを実行すると処理が始まります。 npm最新版になったら、次はnode.jsのバージョン管理パッケージnをインストール。
sudo npm install -g n
やっと、本題の最新版node.jsのインストールです。
sudo n stable
もし、最新バージョンがリリースされているにも関わらずError: invalid version~というエラーが出た場合、そのバージョンのターゲットCPUのパッケージがまだアップロードされていない可能性があります。
Raspberry Piは、現段階でARMv6/7/8の3種類のCPUアーキテクチャ商品があります。Raspberry Pi 2 V1.2と3(コンピュータモジュール含む)がARMv8、Raspberry Pi 2 V1.1がARMv7、その他はARMv6です。ARMv8は64bitアーキテクチャなのでARM64としてリリースされてる事が多いですが、Raspbianは互換性維持のために32bitで動かしているので実質ARMv7と思って良いと思います。
ご使用のRaspberry Pi用CPUアーキテクチャパッケージがアップロードされていない場合は、
sudo n [バージョン番号]
直接バージョン番号を指定してインストールしてください。
あるかどうかの確認は、ダウンロード先のnodejs.orgにブラウザでアクセスし、バージョン毎にディレクトリ(フォルダ)が分かれているので、その中にlinux-arm~l.tar.gzってのがあるか確認し、ある中から最新バージョンのモノを指定してください。
念のため、インストールしたnode.jsのバージョンを確認しておいてください。
node -v
もし、古いバージョンのままの時はリンク先が古いものを指してるはずですので、最新版に変更すればOKです。

upload-gphotosをインストール

ここまで来たらもう一息!
upload-gphotosのページの下のInstallationのnpm (Recommended)を参考にインストールします。
スーパーユーザーでインストールするので、sudoを付けて実行してください。

sudo npm install -g upload-gphotos
使い方はこんな感じ
upload-gphotos [画像ファイル名] -u [Googleフォトユーザー名] -p [パスワード] 
ログインエラーが出た場合、安全性の低いログイン技術を使ったアプリの利用許可がされていない可能性があります。 安全性の低いアプリによるアカウントの使用を許可するの説明を参考に、安全性の低いアプリの許可にアクセスして有効にしてください。

シェルスクリプトでサクッと実行

準備は整ったので、これを組み合わせて簡単に実行でいるシェルスクリプトを作ります。
便宜上スクリプト名はhtml2pngとします。

nano html2png
#!/bin/bash
# 一時ファイルを作る
tmpfile=$(mktemp --suffix=.png)

function rm_tmpfile {
  [[ -f "$tmpfile" ]] && rm -f "$tmpfile"
}
trap rm_tmpfile EXIT
trap 'trap - EXIT; rm_tmpfile; exit -1' INT PIPE TERM

xvfb-run -a -s "-screen 0, 1024x768x24" wkhtmltoimage --width $2 $1 "$tmpfile"
upload-gphotos "$tmpfile" -u [ユーザー名] -p [パスワード]
出来たら実行権限を追加します。
chmod +x html2png
使い方はこんな具合。
html2png [URL] [横幅px]

upload-gphotosでちょっと気になった不具合

例によって、Raspberry Pi Zero W+Raspbian Stretch Ver.September 2017ベースで試していたのですが、upload-gphotos実装直前までこぎつけて不具合を見つけました。それは、他のRaspberry PiからSSHコマンドを使ってリモート実行した時に起こりました。

1つ目は、アップロード時のプログレッシブバーが表示されません。
wkhtmltopdfのプログレッシブバーや他の文字は表示されているので、upload-gphotosで使われてるモジュール固有の問題のようです。
原因を調べてみると、TTYチェックしてる部分があってそうじゃない場合はそもそも表示しないようなのです。
なぜ除外してるかさらに調べた所、1行の長さを取得してる部分があってそれがTTYじゃないと取得できず、仮にチェックを無効にしてもその後の処理でエラーになってしまいました。
まぁ、仕様通りの動作ですし、進捗状況が未表示でも問題ないので、このまま使わせていただく事にしました。

問題だったのはもう1つの不具合でした。
アップロード終了後に諸々の情報を表示して終わるのですが、それがSSHコマンドからの直接実行だと終わらないのです。
通信処理を非同期で行っていて、それをメインモジュールで同期モードで動かしてるようなのですが、TypeScriptとJavaScriptのトランスコンパイルの部分で仕様差が吸収出来てないような気がしました。
そのままではいろいろ困るので、cli.ts(cli.js)の末行付近にある

console.info(JSON.stringify(photos, null, 2));
の次の行にプロセスの終了命令を追加しました。
process.exit();
これで、終了しない不具合は解消されました。

最後の最後でまさかの!?

やっとブログも書き終わる!と思った矢先に、まさかの不具合発覚。
曜日が表示されていないのです。なぜ?どうして??
原因は簡単でした。日本語フォントがインストールされてなかったんです😅
ということで、Google Noto Fontsをインストール。
sudo apt-get install -y fonts-noto

無事に曜日が表示されました。

お読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに!

2017年11月14日火曜日

Pimoroni Button SHIMを動かしてみる

Pimoroni Button SHIMを実際に動かしてみる

ロングピンヘッダーソケットを取り付けたPimoroni Button SHIMの準備が整ったので、Raspberry Pi Zero Wのチェックも兼ねて動かしてみます。

OS Raspbianの準備

Raspbianは、GUI環境のDESKTOP版と、CLIのみの軽量なLITE版があります。
迷った時は、大は小を兼ねるのでDESKTOP版がオススメですが、その分サイズも大きく書き込みに時間がかかり大容量SDカードも必要になるのでLITE版もメリットがあります。
今回は、GUIを使わないのでLITE版を使います。
OSはディスクイメージファイルになって、公式ページのDOWNLOADSからダウンロードします。
DOWNLOAD ZIPとDownload Torrentの2種類のダウンロード方法があって悩ましいのですが、BitTorrentを使われてる方ならDownload Torrentのほうが若干早いです。BitTorrentは、ちょっと小難しい話になるので今回は割愛します。

イメージの展開はEtcherを使うと簡単です。
アプリをインストールした後起動し、ダウンロードしたイメージファイル(ZIPを展開した後のファイル)👉SDカードを指定👉実行
この他にも色々な方法がありますが、簡単で早くて対応OSもWindows・mac・Linuxに対応していて、さらにコマンドライン版もあるのでオススメです。

次に、起動前の/bootパーティションの設定を行います。
Raspberry Pi Zero Wは、OTGスレーブモードと呼ばれるUSB直結でSSH接続できる機能があるのでその設定から。

  1. SDカードの/bootパーティション(WindowsならSDカードを差した時に見られるドライブ)にssh.txtというファイルを作ります。中は空っぽでOKです。0バイトでも1バイトでも構いません。作り方はテキストエディタなりコマンドラインなりで適当に作ってください。
  2. config.txtの最後にdtoverlay=dwc2の1行を追記します。
  3. cmdline.txtの末尾に、改行せずスペースを1つ入れてmodules-load=dwc2,g_etherを追記します。

無線LANの設定もしちゃいます。/bootパーティションにwpa_supplicant.confというファイル名で下記の内容のファイルを作ります。

country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
  ssid="[SSID名]"
  psk="[パスフレーズ]"
}
起動時にこのファイルが/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confに上書きムーブされ、/bootに作ったファイルは消えます。

これで、OSの入ったSDカードの作成は終わりです。
OTGスレーブモードで起動する場合、Windowsはそのままでは認識しません。あらかじめ、AppleのiTunesかBonjourをインストールしておいてください。
macOSはそのままで大丈夫です。Linuxは、、、わかりません😅

Raspberry Pi Zero Wを起動

出来上がったSDカードをRaspberry Pi Zero Wに挿し、PCに接続して起動します。
最新版では、初回起動時にSDカードの容量最大までパーティションの拡張処理をするので少々時間がかかります。以前は、raspi-configでやらないとしてくれなかったのですが。
本体の緑色LEDの点滅が収まって、点きっぱなしになったら起動完了。
SSHクライアントアプリでraspberry.localにアクセスすると接続出来ます。
コマンドライン版なら

ssh pi@raspberry.local
これで繋がります。初期パスワードはraspberryです。
raspberry.localのraspberryはホスト名なので、起動後にraspi-configなどで変更した場合はその名前になります。

I²Cの設定と確認

Pimoroni Button SHIMは、I²C(あいすくえあどしーorあいあいしー)接続のボタン・LEDボードで、TCA9554A I/O エクスパンダが使われています。
Raspberry Piの学習で良くある、GPIOにLEDやスイッチを繋いで操作するモノとは違い、4線接続だけで5つのボタンと1つのフルカラーLEDを操作できる便利なボードです。
Raspbianは、初期状態でI²Cが無効になっているのでその設定をします。

raspi-configを起動します。
sudo raspi-config
すると、画像のような画面が出てきますのでInterfacing Optionsを選んでエンターを押します。

次に、I2Cを選んでエンターを押します。

I2Cを有効にする?と聞かれるので矢印キーでYESを選んでエンターを押します。
するとちょっと間があき、有効になった確認画面が出るのでエンター。
最初の画面に戻るのでESCキーを押し、再起動するか?と聞かれるのでそこで再起動してください。

再起動してSSHで再接続したら、今度はi2c-toolsをインストールします。
sudo apt-get install i2c-tools -y
完了したら、そのままi2cdetectを実行。
i2cdetect -y 1
画像のように3fという表示が出てれば、Raspberry Pi Zero WにButton SHIMが認識されています。
もし、表示されていない場合は何らかの不具合です。

Pimoroni Button SHIMの商品ページ下に、Softwareという説明があります。
そこのButton SHIM Python libraryのリンクを押すと、Githubに移動します。
その下の説明にあるFull installの指示に従って、サクッとインストールします。

curl https://get.pimoroni.com/buttonshim | bash
完了するまで少し時間がかかります。終わるとPimoroniというディレクトリが作られます。
試しにサンプルプログラムを動かしてみましょう。
python Pimoroni/button-shim/examples/rainbow.py
実行すると画面にButton SHIM: rainbow.py~とメッセージが表示されます。
そこでButton SHIMのボタンA~Eをそれぞれ押すと、ボタンごとにLEDが点灯して色が変わります。
終わらせるときは、CTRL+Cを押すとプロンプトに戻ります。

サンプルプログラムは、rainbow.pyを含めて全部で3つあります。
volume.pyは、音量を変えたりミュートしたりする事ができます。なお、EボタンのHold to power offは、ボタン長押しするとLEDが点滅するだけで何も起きません。
keyboard.pyは、SSH接続では何も起こらないのですが、モニタを接続しているとキーボード入力と同じようにボタンごとにA~Eが入力されます。ただし、使うためには準備が必要で、

sudo pip install evdev
このコマンドを実行してevdev Pythonパッケージをインストールしなくてはならないのと、
実行にroot権限が必要なのでsudoを付けなくてはなりません。
sudo python Pimoroni/button-shim/examples/keyboard.py

なんとなくボタンが追加されるだけだろうと、軽い気持ちで注文購入したPimoroni Button SHIMでしたが、使ってみると結構面白く、またとても難しいです。
提供されるライブラリは、標準でボタンを押したとき、放したとき、長押しした時の3つのイベントが使えます。
サンプルコードでは5つあるボタンを個別に押して使っていますが、工夫すると複数ボタン同時押しに機能を持たせる事も可能です。
また、Raspberry Pi Zero/Wにはイヤホンマイク端子がありませんが、HDMI接続すれば映像と一緒に音声も出力できます。そこで、Pygameモジュール集を使い、ボタンを押した時に効果音を付けるだけでもピコピコ鳴って楽しいです。

1つ忘れていましたが、作業が終わって電源を切る時はシャットダウンしてください。

sudo shutdown -h now
そのまま電源切っても平気な場合がありますが、アプリによってはちゃんと終了処理してあげないと、次回起動時に立ち上がらなくなる事があります。
何らかの事情でシャットダウン出来ずにそのまま電源を切ってしまったときに、起動しようとしたらエラーが出て起動できなくなる事があります。そうした緊急事態に備えて、何か冒険したい時は安定して使える状態のSDカードをイメージバックアップして、いつでも元に戻せるようにしておく事をオススメします。

お読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

2017年11月13日月曜日

Raspberry Pi Zero Wを買ったのでGPIOピンヘッダ取付け

スイッチサイエンスRaspberry Pi Zero W抽選販売に当選

ダイエットサマリーでお知らせしたとおり、スイッチサイエンスのRaspberry Pi Zero W抽選販売に当選したので買っちゃいました。
Raspberry Pi Zero同様、これもGPIOにピンヘッダが付いていないので、それを取り付けるところから始まります。

いつも通りハンダ付け

今は、金槌で叩き入れるだけで取付けられるGPIO Hammer Headerという便利なヘッダーピンがあります。
スイッチサイエンスでも販売されているので、これで楽させてもらおうかとも思いましたが、やはりハンダ付けは電子工作の醍醐味。
ということで、普通の2×20 ピンヘッダを一緒に購入し、今回もいつも通りハンダ付けする事にしました。
中学生の頃から使い続けてる愛用のgoot CA-40 キャップ付きはんだこてを引っ張り出してきて作業開始です。

ピンヘッダーを現物合わせし、OKならはんだ付けを始めます。
ひっくり返して作業するので、Raspberry Pi本体がうまく水平になるように高さ調整します。

とりあえず、ピン1本を仮付けし、ピンの樹脂パーツがしっかり基盤に接地してるのを確認します。
ここで斜めになってるようなら、熱くならない部分のピンを指で押し付けながら、仮付けしたハンダをこてで溶かせばスッと入るので、すぐにはんだこてを離せば固まってしっかり止まります。

あとは、サクサクと1ピンずつハンダを流し込んでいきます。
それにしても、今の基盤ってとてもハンダ付けしやすいですよね。良く乗ります。
乗りが悪いときは、フラックスを塗るとよくなります。
ハンダがなかなか溶けない時は、はんだこてのコテ先が汚れてる可能性が高いです。
その時は、クリーニングスポンジに当てて汚れを取るか、それでもダメならヤスリで擦ると良くなります。汚れが熱を伝えにくくしているために起こります。

今回も上出来。40ピンのはんだ付けが出来ました。
使ったハンダは、もうかれこれ30年以上前のものですが大丈夫でした。

はんだ付けは電子工作の醍醐味よねぇ♪
Raspberry Pi Zero Wの完成です。

悪戦苦闘のButton SHIMロングピンヘッダハンダ付け

BME680ボードと一緒に買ったPimoroni Button SHIMでしたが、スタック用のロングピンヘッダソケットを付けたくて、部品が手に入るまで取付けを保留してました。
標準サイズのモノが秋葉原でも売られて無く、海外サイトで見つけたので注文して届くのを待っていたのですが、スイッチサイエンスでも取扱があってしかも安い!
2つあっても何かに使うだろうということで、先に届きそうだったスイッチサイエンスにも発注し、それを取り付ける事にしました。

はんだ付け前にロングピンヘッダをRaspberry Pi Zero Wに差し込み、そこにButton SHIMを付けてみました。
そこでとんでもない事に気がついたのですが、縦に付けられてるボタンスイッチと飛び出しているピンの間が狭く、愛用のはんだこてのこて先が入れにくかったのです。

四苦八苦した上、なんとかはんだ付け出来ました。
Raspberry Pi Zero Wの3倍の作業時間。こて先を基盤に当てすぎると熱で壊してしまうので、作業中それだけがとても心配でした。

使いやすいAdafruit Raspberry Pi Zero用ケース

スイッチサイエンスからRaspberry Pi Zero Wと一緒にAdafruit Raspberry Pi Zero用ケースも購入しました。
ツメ止め式のケースでネジ止めはありません。Raspberry Pi Zero/W共用ですが、本体を入れるのに少々コツがいります。
GPIO部は上面だけ利用可能で、底面の穴はありません。また、GPIO37/39ピン隣にあるTV/RUN端子用の穴も蓋にはありません。
カメラケーブルとマイクロSDカードスロットは穴が開いています。
Pimoroniのケースには、マイクロSDカードスロットの穴が無かったので脱着の多い時に不便を感じてました。
今は、Raspberry Pi ZeroにBME280を取付けて2階の環境測定用に固定接地してるので、逆にホコリなどが入りにくい分良いのですが。

悪戦苦闘してロングピンヘッダソケットを取付けたButton SHIMをスタッキングしてみました。
この後、Raspberry Pi Zero Wで動作確認やソフトウェアの開発をするので、しばらくこの状態で使うことになります。
出来たらRaspberry Pi 2に付け替えて使うつもりなのですが。

作業を終えて一段落。
ふと、スイッチサイエンスから届いた箱の蓋の裏側を見ると
秋の夜長の電子工作 時間はたっぷりありますよ🍁
年度初めの慌ただしい春とは違い、いろいろな事に取り組みやすい秋。まさに電子工作の秋といった感じでしょうか。

お読みいただきありがとうございました。
次回は、Pimoroni Button SHIMを使う話を書きたいと思います。
お楽しみに!

2016年7月3日日曜日

Raspberry Pi ZeroのGPIOにヘッダーピン立て

遠路はるばる海の向こうからやってきたRaspberry Pi Zero。

コストカットのためにGPIOにヘッダーピンが付いていません。
今回はそれの取り付け作業の話です。
取り付け準備
先日秋葉原で買ってきたピンヘッダーと本体を用意します。
ピンヘッダーは2.54mmピッチ 20ピンx2列=40ピン。
今回は標準的なサイズのオスピンを用意しましたが、ピンヘッダーにも色々な商品が出ていますので都合に合わせて選びましょう。

部品をRaspberry Pi Zeroの穴に差し込んでひっくり返し、動かないように養生テープのような粘着性の弱いテープで固定します。

段差もあるので工夫が必要なのですが、今回はかまぼこ板を3枚使ってうまく段差を作って固定しました。

写真では横置きにしていますが、ハンダ付け作業は縦置きのほうがやりやすかったです。
ハンダゴテを持つ利き手側にハンダ付けする列向けて取り付けていきます。
そのほうが余計な突起にコテ先が邪魔されず作業しやすかったです。

ひっくり返してSoC実装面を上に向ければ、見慣れたGPIOピンヘッダのついたRaspberry Piの姿になります。
このピンに様々な回路を接続してIoTしちゃいます。
ケースにIN!
ピン立てが完成したRaspberry Pi Zeroを一緒に買ったPibow Zero Case for Raspberry Pi Zero version 1.3に入れてみました。
綺麗なケースですよね。
ただこのケース、欠点があります。
本体を収納するとmicroSDカードの抜き差しが出来なくなります。
1度セットアップすれば当面は抜き挿ししなくなるので、大した問題にはならないとは思うのですが。
アクリル板をヤスリで少し削り、microSDカードに持ち手を付ければ抜き挿し出来るようになりそうですが。

形になってきたRaspberry Pi Zero。
次回はOSをセットアップして動かしてみたいと思います。

2016年7月2日土曜日

海の向こうからどんぶらこ〜
日本未発売のRaspberry Pi Zeroがやってきた!

2016年6月16日に注文し、20日に発送連絡がメールできました。
そして2016年6月27日!

届いた!!

正味11日で海の向こうイギリスから届きました。
開封
今回注文したのは全部で3点
  • Raspberry Pi Zero本体
  • Pibow Zero Case for Raspberry Pi Zero version 1.3
  • Raspberry Pi Zero用カメラケーブル
Raspberry Pi Zero V1.3
値段据え置きでカメラコネクタが追加されたVersion1.3です。
現物を見るのはコレが初めてだったのですが、開封して改めて見てみると本当に小さいです。
価格を抑えるためか箱も無く、静電気防止袋に入れられただけという簡易包装になっています。
封筒のスポンジバッグだけが保護材で海の向こうから空輸されてきましたが、破損する事なく無事届きました。
Pibow Zero Case for Raspberry Pi Zero version 1.3
アクリル板をカットして重ねたのが特徴のこのケースを注文しました。
説明書が付属していないので組み立て方がわからない方もいらっしゃるようですが、商品販売ページに簡単な図があるので、それとにらめっこしながら組み立てればなんとかなると思います。
Raspberry Pi Zero用カメラケーブル
従来のカメラケーブルは本体側もカメラ側も同じコネクタだったため並列結線された単純なケーブルでした。
Raspberry Pi Zero V1.3で追加されたコネクタは設置スペースの制限から配線数が一部省略されたモノに変更されているため、接続にも対応ケーブルが必要になります。
このケーブルはそのためのものなのですが、私が今のところカメラを使う予定はありません。
それでも買ったのは、本体が国内未発売なため関連商品も入手しにくく、独自に仕入れた業者もありますが少々お高め。
そんなに高いものでもなかったので一緒に注文しました。
地元で購入し用意したもの
miniHDMI→HDMI変換コネクタとmicroUSB変換ケーブルです。
コチラは注文せず地元の100円ショップで購入しました。
Raspberry Pi Zeroは小型化のためにコネクタ類も小型のものが採用されています。
そのため、このような変化ケーブルやコネクタが必要になります。
秋葉原で買ってきたピンヘッダ
20ピンx2列 2.54mmピッチピンヘッダです。
Raspberry Pi ZeroにはGPIOのピンヘッダが取り付けられていないため、使う場合には自分で部品を調達してハンダ付けする必要があります。

SDカードは64GB
今回使うSDカードは、シリコンパワー Elite microSDXC UHS-1 64GB SP064GBSTXBU1V10-SP
Raspberry Pi 2でも使っているmicroSDXCカードです。
前回献血しに行った時にRaspberry Pi 2で作業する時の補助用SDカードとして購入したものなのですが、近々で使う予定が無かったのでコレをそのまま使う事にしました。

役者は揃いました
さぁ、やるぞ!!

2016年6月30日木曜日

Raspberry Pi Zeroのピンヘッダを買いに秋葉原へ

やってきました秋葉原!

先日注文したRaspberry Pi Zeroに取り付けるピンヘッダを買いにきました。
関東で電子パーツ関連買おうとしたら、今も昔もやっぱりココ♪

この日は日曜日。ホコ天の日です。
微妙な天気でしたが晴れ男パワーでなんとか滞在中は降らずに中止になりませんでした。
後に雨が降り出して予定より早く終了したそうです。
Raspberry PiのGPIOに使われているピンヘッダは2.54mmピッチ2列20ピンです。
ピッチさえあっていれば混在して付けてもOKなのですが、綺麗に取り付けたい場合はやっぱりジャストサイズなモノがベスト
大きめなのを買ってカットしても良いと思います。
秋葉原にある数あるお店の中から秋月電子を選んだ理由は特にありません。
何軒か見てまわって適当なのがあったからというだけです。
この日はベルサール秋葉原キリン のどごし生 夏はみんなでメガBBQ!パークというイベントが開催されました。
昨年に続いて開催されたイベントで、キリン のどごし生を片手に楽しもうというイベントです。

今年はBBQで、おふとんカルビ(1人前200g500円)or超ビッグフランク(1人前100g200円)のいずれか。そしてキリン のどごし生。
また、一定条件でお土産としてのどごし生がもう1本貰えます。
1人1人前限定ですが、のどごし生2本とツマミのこの料金で秋葉原でやっちゃうあたり、キリンビールさんの太っ腹なこと。
とても美味しい昼食でした。
ほろ酔いで買い物の続き
ほろ酔いでアキバの街を散策するのはこの日が初めてでは無いのですが、ウッカリ油断すると無駄な買い物しそうで怖い(笑)

前回来た時に買い忘れたSDカードリーダー トランセンド USB3.0 CardReaderをちゃんと購入しました。
購入店は目星を付けていたので迷わず向かったのですが、置き場所変わってて探しちゃったのですが無事ゲット。
えっちらおっちら
ほろ酔いのまま、上野目指して徒歩で移動。秋葉原に来ると毎度恒例だったりします。
アメ横を散策し、上野駅に到着。
しかし、この日はちょっと違いました

徒歩でそのままかっぱ橋商店街を散策。
特に用事があったわけではないのですが、フラフラと散歩。

そして浅草の新名所まるごとにっぽんを探検。
地物をはじめ地方物も扱ってるのでよく見に来ます。

浅草まで歩いた理由はコレ。

花月堂 ジャンボめろんぱん

今回は、夏限定 アイスジャンボめろんぱんにしました。
ほんのり甘いジャンボめろんぱんにソフトクリームのクリーミー感が加わって美味しさ倍増です。

タリーズ 隅田公園店でアイスカフェラテ休憩。
コンセントが使えるので、途中で切れたBluetoothヘッドセットをはじめ、各種ガジェット類をここで充電。
時間的にちょうどよい場所なんですよね♪

そこからさらに30分ほど歩くと東京スカイツリーに到着。
約6kmのお散歩コースでした。
下のショッピングモール 東京ソラマチを散策して帰宅と途に就きました。

必要な部品も無事ゲットできたので、あとはRaspberry Pi Zeroを待つだけ
到着がとても楽しみです。