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2017年10月6日金曜日

【秩父】第16回ロングウォークちちぶ路 その2 宝登山下山~不動山

宝登山下り

今回は、宝登山山頂からの続きです。
バシッと整備された登山道からガラッと変わり、野上駅方面へ向かう道は本格的な山道でした。
今回から履き始めたトレッキングシューズ adidas TERREX SWIFT R MID GTXの効果は絶大で、下ると滑りやすい地面でもしっかりアウターソールの突起が食いついてくれてて、多少乱暴な歩行をしてもしっかり地面を捉えてくれます。

途中、分かれ道も出てきましたが、矢印の案内板のお陰で迷わず進めます。
歩いてるこのコースは長瀞アルプスハイキングコースです。

笹の生い茂った小道をひたすら歩いていきます。
自然を楽しみながらのトレッキングはとても楽しいです。

第1チェックポイント通過

第1チェックポイントの万福寺までやってきました。
ちょうど交差点手前に公衆トイレがあるので、ここでお借りして軽量化。
時間は午前9時30分、スタートから約2時間経過しました。
関門時間は午前11時。ここで野上駅方面へ向かえば7kmコース完歩となります。

延々続くアスファルトの道。
富士山や男体山で履いていたランニングシューズならすごく楽でも、底の硬いトレッキングシューズではまるで板の間を裸足で歩いているような感覚。
全行程の1/4を終えたあたりだというのに、この時点で足裏の痛みが出始めていました。
先が思いやられます。

もはや、街歩きの様相になってるアスファルトの普通の道路。
長瀞ゴルフクラブの看板のある交差点を右折し、まだまだ舗装路が続きます。

途中、畑に唐辛子が成っていたのでパシャリ📷
調味料として、いつもお世話になってる植物です。
とりあえずかけとけば、どんな料理もパンチが効いて美味しくなるんですよね😋

長い長い舗装路が終わり、自動車が通ってワダチになった道路に入っていきます。
案内板とスタッフの誘導があったので、迷わず山道に入っていけました。
途中4差路に出て、みんなどっち行けばよいかと悩んでいたのですが、良くよくみると正面の細い道に矢印の案内板が引っ掛けてあったので間違えずに済みました。

4差路の右を見ると、とても大きな砂防ダムがありました。
堤体の上に登って先を見てみたい気もしましたが、まだまだ先も長いし時間も気がかりなので先を急ぎます。

出牛峠へ向かう山道は、ビックリするぐらい栗が沢山落ちてました🌰
山歩きやめて栗拾いしたくなるぐらい沢山落ちてて、ビニール袋片手に沢山拾ってる方もいらっしゃいました。

砂防ダムがあるぐらいなので、こうして沢もあります。
石をひっくり返せばサワガニもいるのではないでしょうか🦀
素揚げにすれば、酒のつまみに最高ですよね🍶歯茎に刺さって痛いですが😅

ノンビリ自然を楽しむ余裕も、ここから一変します。
急な斜面が突如現れ、渋滞発生。
体力が続かず、途中休憩入る人も出てきます。
登り続けるコツは、自分のペースを守ること。もっと具体的な事を言えば、使っている筋肉に疲労感や痛みを感じない程度のペースを維持することです。
疲れては休み、痛みが出ては休みを続けていると、継続的に登り続けるより体力の消耗が激しくなりますし、休憩のための場所を見つけたり、そこへ移動する手間が積み重なって体力のロスになります。

出牛峠へ向かう急な山道の途中で、散弾銃の薬莢が落ちていました。
あとで調べると、ゴルフ場の向こうに埼玉県長瀞総合射撃場というのがあるらしいので、そこと何か関係あるのかもしれませんし、クマやイノシシといった危険動物の出没に伴うものかもしれません。
空薬莢自体は銃の部品として機能しないので、銃刀法の所持に該当しないようです。ですから、拾って持ってても問題なし。
でも、ゴミになるだけだし、余計な荷物になるので、写真だけにしときました。

急な斜面を登りきり、また出た舗装路。
歩いていると、長瀞町の看板が見えました。
あれ?いままでどこ歩いてたの?と不思議だったのですが、どうもこの辺は境界線が入り組んでて、街を出たり入ったり繰り返すようです。
ですから、こんな看板がこの後何度も出てきます。

秋の実り。本当に栗が沢山落ちてます🌰
栗拾いしたい気持ちをグッと抑え、せっせと先を急ぎます。

ホンジョーなのぉ😱
ここでまさかの本庄市の看板が出てきました。
もちろん、JR上越新幹線 本庄早稲田駅や、関越自動車道 本庄児玉インターチェンジがある本庄市です。
国道17号線沿いあの街並みイメージで、山奥本庄市は今回がはじめてだったので、ちょっとビックリしました。

峠道から時折見える風景がとても綺麗でした。
10月4日は十五夜お月さん中秋の名月🌕
ススキも穂を出し、ココで愛でたら綺麗だろうなぁと思いますが、夜登山は危険も一杯。
やはり、相応の場所で見るのが1番です😅

気がつけば糠掃峠を歩いてるようでした。
地図を見ても、具体的にどこからどこまでって区切りがよくわからず、ただ何となく舗装された一本道をポテポテ歩いてました。
先に見えるのは、たぶん長瀞の街だと思います。

長瀞八景の立て看板を見つけました。
長瀞っていうと岩畳が有名ですが、とても楽しいハイキング地です。

再び山道で不動山へ

長い長いアスファルトの舗装路も終わり、再び土の山道へ入ってきます。
本当にわかりにくい道で、カーブの所にちょこっと細い脇道があるだけ。
ココもスタッフの方が立たれ、看板とセットで誘導してくださってました。

木や草が生い茂る急な山道。
出牛峠へ向かう山道ほどでは無かったですが、長い長い登り道が続きます。

ん?これはもしかして三角点?
真新しい国土地理院の杭が立ってました。
周りを見渡しても、木々が生い茂ってるだけ。
もしかして?

今回のイベントで設置された、不動山山頂を示す札がありました。
それぐらい、ここが山頂とわかりにくい場所でした。
標高549.2m、ロングウォークちちぶ路最高地点です。

先着の方が荷物置いてて気が付かなかったのですが、SH浦和と書かれた不動山山頂を示す看板が切り株にかけられていました。
イベント以外では、コレと先ほどの三角点が山頂と唯一確認できるモノかもしれません。

今回は、宝登山👉不動山の道中で一旦区切ります。
ロングウォークちちぶ路全体のうち赤丸の所が不動山です。
結構進みましたが、まだまだ先は長い。
この時点で午前10時50分、スタートから3時間20分経過です。寄居駅の抽選会締切時刻午後4時30分まで残り5時間40分
ここまで休憩まったくなし。足の裏も痛く本当に完歩できるのか不安がよぎっていました。

お読みいただきありがとうございました。
次回は不動山を下山しいきなりチェックポイント②から始まります。
その辺の話とかも、写真ナシの活字ですが書きたいと思います。
お楽しみに!

2017年10月5日木曜日

【秩父】第16回ロングウォークちちぶ路 その1 出発~宝登山

そんな餌で俺様が釣られクマー🐻

2017年10月1日(日)に開催された第16回ロングウォークちちぶ路に参加してきました。
7月の富士山登山の前に、装備チェックも兼ねて登るつもりだった秩父の山⛰️
それが前後してしまったのですが、その時に候補に上げていた山が1度に登れ、記念品も出るみたいだったので釣られて行ってきました🐻

始発列車に揺られ🚉

まだ夜も明けない午前3時に起床。
いつものロカボな朝食を済ませ、コーヒーを飲みながらまったり体調チェック。相変わらずノドの調子が悪くて万全とはいきませんでしたが、 熱や倦怠感は無かったので行くことにしました。

列車での移動でしたが、最速で向かってもスタートの長瀞駅着は午前7時30分。
春日部駅からだと大宮・熊谷経由。北春日部駅なら羽生経由。
たった1駅の差なのですが、北春日部駅は操車場があるので北方面への始発が早い時間からあります。
そのため、この日は北春日部駅からスタートしました。

装備は毎度おなじみロゴス サーマウント30と今回初使用のadidas TERREX SWIFT R MID GTX
ザックの中身は、行動食と水2L、レインウェアと着替えとファーストエイドキット。総重量6kgでした。

徐々に赤みがかってくる空。
夜が明けてきます。

乗り換えなしで羽生駅に到着。
秩父路遊々フリーきっぷ買い、午前6時08分発の始発列車に乗ります。

途中、JRのある熊谷駅と東武東上線・JR八高線のある寄居駅で人がドッと乗り込んできて、ほぼロングウォークちちぶ路参加者と思われる山登り装備の方々でした。
午前7時27分長瀞駅着。人が嵐のようにドッと降り、再び平穏な駅の姿に戻ります。

スタート!🎉

長瀞駅を出てすぐの所にテーブルが並べられていて、そこでロングウォークちちぶ路の受付が行われていました。
あらかじめ記入した申込用紙を持参していたので、それを提出してすんなり完了。
持っていかなくても現地に用意されているのですが、持っていったほうがスムーズみたいでした。

公衆トイレで用を済ませ、登山中にすぐ取出して使うものをズボンのポッケに、不要な財布などはザックにしまって準備完了。
さぁ、出発です!

秩父には何度も訪れていて、国道140号線を通る度に見ている宝登山神社の鳥居をはじめて通過。
私の記憶だと、ここへ訪れた事がないんですよね。もしかしたら小さい頃に家族と一緒に来たことがあるのかもわかりませんが。

参道途中で、秩父市寄りの歩道沿いに食器類のご自由にお取りくださいを発見。
同じものが多数並んでいたので、飲食店かどこかで不要になったものでしょうか。
徳利やお猪口が何気に欲しかったですが、荷物になるのでまた今度で。

宝登山が見えてきました。
やっぱり、ここへ来た記憶はありません。
山頂までロープウェイがあるので、体力に自信のない方でも山登りが楽しめます。
今回のハイキングイベントでは、時間設定が絶妙で運行前。間に合うとしたら7kmコースか急いで17kmコースかと思いますが、その後の下山コースが割りと長いので、やっぱりロープウェイの利用は厳しいかもしれません。

季節限定の流しそうめんの建物がありました。
ガーデンハウス有隣というお店のようで、2017年8月27日(日)で営業終了していたようです。

いざ宝登山へ⛰️

宝登山の登山口に着きました。
ここから山登りスタートです。
今までの経験では、山岳信仰の神社には山頂に奥宮と呼ばれる神社が必ずあるよね?と思ったら、やっぱり宝登山神社にもありました。
参道を歩いてる途中でふと思い出し、1度ザックに仕舞った財布を取り出して賽銭を用意したら正解でした。
地図を見ると本殿のほうからでも登れたみたいでしたが、こちらが設定コースみたいだったので、今回は参拝なしで出発です。

さすが神社。バシッと整備された砂利道をシャリシャリいいながら登っていきます。

所々、協賛事業と思われる看板の立った植林区画がありました。
商売として成り立たなくなったと言われる日本の林業ですが、本当にその通りでこうして出資者募って慈善事業としてやらないと成り立たない所に来ています。
商売にならないからといって放置しとくと山は荒れ、自然災害を引き起こします。また、貴重な水資源を生み出す場所でもあります。
慈善事業としてではなく、うまく商売として自然な流れで保全と糧が結びつくと良いのですが。

宝登山小動物公園が見えてきました。
まだ開園時間前だったので開いてません。ロープウェイも運行前ですしね。

途中で長瀞の街が一望できました。
天気も良いし、サイコーですね。

宝登山山頂までもう少し!
奥宮ヘ続く階段です。
道案内の赤い矢印があちこちに掲示されていて、参加者の道標となっています。
宝登山はルートが比較的わかりやすいのですが、まだ序盤。初参加で先がまったく読めないので、一歩一歩着実に。

宝登山山頂ついた🙌
午前7時30分に長瀞駅を出発し、午前8時30分に山頂到着しました。

そばには、お馴染みにの三角点がありました。
測量用の固定地点です。

山頂から見える武甲山と秩父の街。
天気も良く、風もそんなに無かったのでモヤがかってますが、それもまた1つの自然の姿です。
武甲山もいつか登ってみたい山の1つ。その時が楽しみですね。

まだまだ先の道のりは長いので、ブログ記事はここで一旦一区切り📝
受付で頂いた地図では、左下の赤丸の部分が今回の宝登山⛰️すぐ右側がスタートの長瀞駅です🚉
ゴールの寄居駅(実際は駅前にある寄居町役場前)は、右側中央の所。遥か彼方です。

お読みいただきありがとうございます。
次回は、宝登山下山からの話を書きたいと思います。
お楽しみに!

2017年7月17日月曜日

【富士山】帰宅後の話

富士山山頂で買ってきたもの・頂いたもの

今回の富士山登山では、御来光を見る事の他に、浅間大社富士山頂奥宮開山と富士山頂郵便局開局に合わせて登りました。それでゲットしたモノをご紹介♪

まず、郵便局で買った登山証明書。よくわからず持ち帰ってしまったのですが、中にハガキと切手が入っていて必要事項を記入。自分宛てに送るとここ限定の消印と共に送付されるようでした。富士山頂郵便局のみ販売なので持っているだけでも証明なのですが。
この他に、かもめーる2セット6通買って5通書いて現地投函。残り1通あったはずですが帰宅したら見当たりませんでした😭 あと、オリジナルDECOチョコ500円をお土産で2セット購入。3粒入りで1粒160円の高級チョコ🍫

お次は、富士山頂の浅間大社2社で頂いた御朱印とその時に頂いた木札。さらに持ち帰ったおみくじ。
おみくじは大吉でした。詳細はヒミツですが、気を抜かずにレッツゴーみたいな内容でした。
御朱印帳は自宅から持っていったもので、地元埼玉県の久喜市鷲宮神社で頂いたモノ。伊勢神宮の御朱印を最初に頂いて以来、こちらに順次いただいています。

金剛棒にも御朱印をいただきました。
こちらは焼印では無く、金属の印に朱肉を付けハンマーでカン♪と良い音を立てて刻印。
この瞬間からお守り金剛棒となるので、大切に扱うようにしてください。
もし、それが難しくなったら近くの神社に納めると良いかと思います。
間違っても物干し竿にせぬよう👕

また、深夜にもかかわらず道中で押していただいた山小屋の焼印。
元々、どういう経緯で押されるようになったのかはわからないのですが、私は山頂で御朱印を頂くまでの道中の軌跡として認識しています。

登山で使った道具をちょっとだけ紹介

ロゴス サーマウント30
成行きで購入した30Lザックです。アウトドアブランド ロゴスの商品だけに作りも本格的。
ザック自体が少々重いのですが、背負ったときの肩紐や腰紐がしっかりしてるので、色々詰め込んで背負うと結果的に軽く感じます。
背中も波上のパッドが入ってるので、五合目までの暑い中の移動はもちろん、登山中も蒸れずに快適でした。

ダイソー 折りたためる水筒1.2L。
水源の乏しい富士山では貴重な水。山小屋各所でも購入出来るのですが、金額云々の前にそれを利用するということは、そこへ運ぶための運搬路や運搬車のサポートを借りた登山になること。誰かに自分の荷物を担いでもらって登ることと同じことになるのです。
富士山は信仰の対象でもあり、必ずしも体力ある人のみが登る山ではありません。だから多くの人に愛される聖地になっているのでしょう。ですから、そういうサポートを受けて登ることもヤブサカではありません。
私は、自力で登る課題を課していたので、少しでも便利な物としてコレを使いました。

Twitterで熱く語っていたヘッドランプ ThruNite(スルーナイト) TH20です。
照らす範囲(照射角)が広く、吉田ルートの岩場のルート選定に大変役立ちました。
ヘッドランプはルーメン値(光源の明るさ)のみに着目されがちで良くて照射距離。しかし、実用面での明るさは照射角も重要です。
国内で主流の単3アルカリ電池で使用可能です。また、明るさが欲しければ14500型リチウムイオン電池で明るく出来ます。使用時間半分になりますが、容量と電圧はトレードオフなので選択になりますが。
富士山登山では、単3アルカリ電池で明るさ半分で使いました。

富士山で出来る理科の実験

富士スバルライン五合目でパンパンに膨らんだお菓子の袋です。下界で膨らましたゴム風船でも、多分直径が大きくなると思います。
標高が高くなると気圧が下がります。そして、外側から押していた気圧の力が弱まり、その結果膨らむんだそうです。

やはり、同様の理由で持っていったヤングドーナツの袋も、後にパンパンに膨らんでました。
どこでパンパンになるかは、その袋の封入状況によりますし、気温による気体密度変化にも左右されます。

こういう真空パック(これはササミ)は、変化の少ない物体のみが入ってるので膨らみにくいです。
もし膨らんでいたら、空気抜きが足りず残っていることになるので、あるいみ不良品か破損品かも?

気圧が下がると沸点が下がります。その結果、どんなに頑張って加熱しても水は標準気圧換算で87℃にしかなりません。
沸騰とは、液体が気体に変わる現象ですが、気圧が低くなることによって抑えてる力が弱まり気体へ変わる温度が低くなるからみたいです。
中学の理科で教わる物質の三態で学ぶので、覚えてる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

富士山に転がってる石は溶岩石です。
磁石を持ち歩いてる人は早々いないと思いますが、シェラカップの蓋の取っ手代わりに付けてるネオジム磁石に石がくっついていました。
全部付くか?といえば付かず、地面の石をなぞってみると付く石と付かない石がありました。
色の違いだけでも様々な石が転がっているので、鉱石の種類の勉強になると思います。
そういえば、富士山周辺で鉱物資源採掘が行われていた記録は残っていますが、富士山自体は聞かないですよね。不思議と。

富士山登山おわり

これで富士山登山のお話は終わり。
トイレチップ用に貯めた100円玉をすべて預金しました。結局、トイレチップで使ったのは200円だけでしたが😅
最後に、富士山登山当日に使ったお金の内訳書いて終わりにします。
お読みいただきありがとうございました。

次回登山はいつになるかな?

交通費6,763円 参拝代2,900円 郵便代2,500円 トイレ代200円 焼印代3,900円
合計16,263円