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2017年1月23日月曜日

リトアニアから届いたセルビア軍メスキット

人生初のミリタリーグッズ

ミリタリーグッズに興味があったわけではないのですが、ヒョンな事から購入したのがコレ。

セルビア軍メスキット

日本の自衛隊でいうところの飯ごうです。
ただし、日本の飯ごうと違って水筒やカトラリーもすべて一式セットで非常にコンパクトなモノになっています。
その点が魅了的だったので今回購入しました。

ヨーロッパ リトアニア共和国から初通販

荷物に押された消印がコレ。リトアニア共和国のとあるお店に注文して取り寄せました。
LIETU~でかすれていますが、LIETUVAと書かれていたみたいです。リトアニア語でリトアニアのことです。

荷物を手渡された時にビックリしたのですが、品物が直接薄手の目隠しビニール袋に入れられていただけで、そこに宛先と差出人、それと国際郵便に必要な書類がただ貼り付けてあるだけという簡単なものでした。
それでも破損もせず、何事も無かったかのように届くわけですからビックリ。さすが軍用品といったところでしょうか。タフです。

開封!

袋から出すとミリタリーショップなんかで時々香るあの匂いがしました。多分、生地の香りなのでしょうね。
一応状態は新品との事だったのですが、ホックの部分にサビが出ていました。
おそらく、在庫中に何らかの理由で経年劣化が進んで発生したものなのでしょう。使用に支障は無いですし、ちょっとこすれば落とせるので気にしません。
サイズは高さ19x幅15x奥行き11(cm)。重さ840gです。

収納袋のホックを外して開けるとこのように入っています。緑色の四角いのがメスティン本体。
そして、右側に見えるのがカトラリーです。
蓋に「NE DRŽATI NA VATRI」と書かれていますが、セルビア語で意味は「火にかけると壊れるよ」みたいな意味になります。

中身は、800ml樹脂カップ、200ml樹脂カップ、1L樹脂水筒、1Lアルミ容器で1セット。
そして、フォーク、スプーン、缶切り栓抜き付きナイフが1セットになります。

800ml樹脂カップを取るとこんな感じで、中に200ml樹脂カップ付きの1L水筒が入っています。
200ml樹脂カップは水筒をひっくり返しても落ちない程度に止まっています。
水筒に口を付けて直飲みしてしまうと雑菌が入って持ちが悪くなるので、コップで飲むってとても重要だったりします。

1Lアルミ容器と800ml樹脂カップは留め具で繋げられるのですが、実際つなぐとそれぞれ容器の高さと留め具の位置の関係で少し斜めになります。
撮影用に水平取るためにかまぼこ板を800ml樹脂カップ側に敷いたのですが、結構な差がありますね。

カトラリーの現物を見て驚いたのですが、とにかく大きいんです。
写真左が私が普段食事で使っているモノ。そして右がセルビア軍メスキットのもの。
おそらく、スプーンでフォークやナイフの刃先が出ないように保護しているのでこういう作りなのでしょう。
それか、現地の人が大きいのか。

念のため消毒

状態は新品ってことで買ってますし、見た目も使った形跡が無いので大丈夫だとは思うのですが、念のため消毒殺菌する事にしました。
軍隊は決して衛生環境が良いとはいえず、場合によっては血を流す場。そういう所での使用を想定されていた商品で素性もよくわからないので、やっておくに越したことはありません。
食器用消毒液が無かったので衣類用漂白剤で代用。過酸化水素水(オキシドール、消毒液)と界面活性剤(浸透剤)のモノです。5Lの水に500ml入れたので10倍希薄して、そこに1時間ほど浸しました。

消毒が済んだら洗い流すため、真水でつけ置きすすぎを2回。
残っていれば界面活性剤の泡が出るのでわかりやすいと思います。
消毒液を洗い流したら、最後にキッチンのシンクで食器用洗剤使って洗って準備完了です。

初使用でインスタントコーヒーを淹れてみる

以前購入した折りたたみ式ストーブ+固形燃料を使い、セルビア軍メスティンの1Lアルミ容器を使ってお湯を沸かしました。
量はインスタントコーヒー用に180ml。
軍用品で丈夫に作られていてアルミ板の厚みが2mmもあります。そのせいか中々お湯がわきません。
参考までに、私が持ってるESEEラージメスティンで1mm、普段料理で使ってるフライパンで1.5mmでした。

猫舌なので湯気が立つ程度のお湯が出来たら200ml樹脂カップにそそいで出来上がり。やはりギリギリですね。

洗濯していた袋が乾いたのでもとに戻して終わり

消毒と同時並行で袋も洗ってました。
色落ちを懸念して念のためお湯に衣類洗剤溶かして1時間程度浸け置きしておいたのですが、大丈夫そうだったのでそのまま洗濯機に入れて他の衣類と一緒にお洗濯。
開封当初に匂ってた独特の香りもいくらか落ちてくれました。それでもまだするので、何度か繰り返し洗って洗剤の香りを付けていくしかないでしょうね。

今回はコレで終わり。
もう少し料理っぽい事して、それを追記してから公開しようと思ったのですが、コレといった食べたいモノ・ネタが思い浮かびませんでした。
せっかく、軽い樹脂製食器別体になってるんだから鍋とかでもよかったのかもしれませんね。
そのうち気が向いたら作ってみたいと思います。

2017年1月7日土曜日

高尾山登山でヤマメシデビュー

正月三が日の最終日に高尾山登山してきました。
雲ひとつない天気で、山頂から富士山が綺麗に見られました。

決まったのは前日21時

お正月2日目。この日は午後から埼玉県久喜市の鷲宮神社に初詣に行ってました。

正月三が日の期間、参拝すると冨久福銭(ふくぶくせん)がいただけます。
毎年これ目当で初詣しているのですが、今年は自転車で行ってきました。
春日部駅から往復約35km。そこそこ距離があります。

帰宅して夕食を食べていると電話が鳴りました。
出てみると実家からで、以前お願いしていた高尾山へクルマのお祓いに行く時に一緒に乗せてってくれるという話でした。
すっかり忘れていて何も準備をしておらず、オマケに鷲宮神社へ自転車遠征して軽く疲労がありました。
時間を貰って下調べと計画立てたらイケそうな気がしたので、お願いする事にしました。

寝坊で遅刻

準備に時間がかかって寝たのが深夜1時。かけていた目覚ましが鳴らなかったのでふと見ると起床時間を1時間も過ぎていました。完全に遅刻。
省略出来る予定を何とかやりくりして、慌てて列車に乗って待ち合わせ場所へ向いました。
何とか30分まで縮めて何とか合流できました。

途中、コンビニで朝食を買って車内でいただきました。
ジャスミン茶とサラダとサラダチキン(燻製)。ほぼ、自宅で予定していた食事のままです。

高尾山薬王院 自動車祈祷殿到着

圏央道を走り高尾山インターチェンジから国道20号線を走るとすぐ到着。
駐車場はすでに満車だったのですが、高尾山薬王院 自動車祈祷殿でお祓いのみの場合はそのまま入場する事が出来ます。
そこで家族と別れ、いざ登山へ出発です。

高尾山登山開始

TAKAO 599ミュージアムを7時55分に出発。
すでに日の出時刻は過ぎているのですが、山の陰で薄暗かったです。

リフト・ケーブルカー乗り場へ続くお土産屋さん通りを登っていきます。
朝早いこともあって開いてるお店もまばら。帰りにゆっくり見ようと思います。

明治の森 高尾国定公園の案内図です。
今回はリフトもケーブルカーも使わず、ここから徒歩で登ります。
ルートは関係者のクルマも走るしっかり整備された1号路を登り、途中脇道にそれて4号路を歩いてい薬王院を経由しないルートにしました。
これが後々ラッキーだった結果になるのですが。

案内図右側、リフト・ケーブルカー乗り場右側の道が1号路になります。
ちなみに、6号路と稲荷山コースはリフト・ケーブルカー乗り場の方へ向い、左側の道路から入ります。

石碑のすぐ隣に標識があります。ただ、何やら色々書かれていてわかりにくいのですが1号路です。

延々続く勾配の道路を登り続けるとU字に曲がるカーブの所に砂防ダムが見えてきます。

そこに六根清浄石車というのがあります。ここは耳。
全部で18箇所あり、懺悔懺悔六根清浄(ざんげざんげろっこんしょうじょう)と唱えながら6回まわすと全部で108回まわす事となり、それで108つの煩悩を取り払う事が出来るとされているそうです。

どこにも寄り道せず休憩もせずで登り続けて約30分。リフト乗り場に着きました。
リフトもケーブルカーも乗らずに登るのは今回がはじめて。だからこの光景を見るのも今回がはじめてだったりします。だから、とても新鮮でした。
そして、リフト・ケーブルカーの営業時間は9時からなので、到着した時間はまだ動いていません。

そのまま登り続けると、今度はケーブルカー乗り場が見えてきます。こちらも9時から営業開始でその前に到着したので、お店の人もせっせと開店準備中。
それでもフモトの駐車場はすでに満車でしたから、相当な数の人が徒歩で登っていましたね。

写真だとわかりにくいのですが、朝モヤの中、新宿のビル群とその先にスカイツリーが見えました。
今年のお正月三が日はほんとに天気が良くて、元旦の初日の出もしっかり見れましたし、2日目の鷲宮神社参拝も道中雲一つない天気。そして、3日目の高尾山登山も眺め最高。

さらに登ると今度はさる園・野草園が見えてきます。
こちらも営業時間は9時30分からで、その前に到着してしまったので開いていませんでした。

霊気溝山と書かれた門が見えてきます。ここが4号路へ入る入口です。門の右手に標識が出ています。
ここで1号路とお別れです。

危険だらけの4号路

4号路を進むと1号路からも見えていた八王子ジャンクションが見えます。
1号路よりくっきり見えるので写真を撮るならこちらがオススメです。
ただし、この先がとても危険な道でした。

4号路は一旦下り道になるのでアレ?と思ったのですが、振り返って写真を撮るとご覧の通り。反対側が急斜面になっていて柵もありません。
しっかり整備された1号路と違い、完全な山道なので軽い気持ちで入っていって悪ふざけでもしようものなら滑落して最悪死にます。
高尾山をナメるなと言われる由縁の1つで、年間に何件も事故が起きています。
この日も、すれ違った人の中には悪ふざけしながら歩いているグループもあって危険を感じました。
足を踏み外したり、うっかり他人にぶつかったりするととても危険なので、悪ふざけせずしっかり歩いてください。

今回4号路を選んだ理由はコレ。吊橋が途中にあるんです。
そこそこ高さもあってスリリングです。

私がノシノシ歩くものですから吊橋も揺れる揺れる。
揺れに合わせてリズミカルに歩くのがとても好きだったりするのですが、怖い人には怖いですよね。下山してきた向かいの人が揺らさないでと同伴者に懇願していたのですが、多分遠回しに私に言っていたのかもしれません。
ごめんなさい🙇

ふと足元を見るとカエデの落ち葉を見つけました。紅葉シーズンに来たら綺麗なんでしょうね、きっと。

高尾山山頂に到着

着きました!高尾山山頂に!!
今まで薬王院までしか登った事がなく、山頂は今回がはじめて。しかも、1号路以外も今回がはじめてです。
とはいえ、登山未経験ではなく、むしろ山道メインの登山者よりは経験があります。なんせ、道なき斜面登って林業したこともあるので。
この段階で出発から約1時間でした。

ケーブルカー乗り場から見えた新宿ビル群とスカイツリーも、山頂から見るとさらに開けて眺めサイコーですね。
何年ぶりかの登山で山頂到着。無茶な強行スケジュールでもこなせるのは、ひとえに日頃の体つくりのおかげ。今の体に驚きと感謝しきりでした。

そして、最初にご紹介した富士山。
実家や自宅からでも見えるのですが、より一層近くに見えますね。
いつか登りたいです、富士山。

ヤマメシデビュー

今回の登山で私が一番やりたかった事はコレ。ヤマメシ作り。
このためにわざわざ3kgもあるリュック担いで登ってきました。
高尾山は山火事防止のため焚き火は厳禁なのですが、調理器具としてガスバーナー等の使用はOKみたいです。
急に決まった登山だったので家にあるものを用意してきました。

器具はガスバーナーとOD缶。鍋はメスティン。あとコーヒーを飲む用にプラコップ。
食材は普段食べてる野菜類とソーセージとサラダミックスビーンズ、味付け用にミートソースを用意しました。
コーヒーはインスタントのネスカフェ・ゴールドブレンド コク深ラテ。水は以前代々木公園で貰った防災用ペットボトルウォーター500ml。
カトラリーはウッドスプーン1本のみです。
あと、念のためナイフの付いたマルチツールとターボライターも持ってきました。

材料をメスティンに入れて火にかけて煮るだけ。途中、ミートソースだけだと水気が足りない事に気がついてコーヒー用に持ってきた水を少量足しました。
あと、ガスバーナーについてるイグナイターをカチカチやっても点かなくて、結局ターボライターで着火しました。
その後、一旦火を止め器具が冷め切らないうちに再着火した時はイグナイターで点いたので、どうも外気温が低かったのが原因のようでした。
ガスも気温10度用の一般用だったので、多少高くても今の時期は外気温低温用のガス選んだほうが良いですね。

人生初ヤマメシを食べ終えて2杯目のコーヒー。
メスティン1つで済まそうと、食べ終わったら拭いてお湯沸かせば良いだろうと思っていたのですが、考えがあまかったです。
今回使ったミートソースのトマトがなかなか落ちてくれず、結局お湯が濁った状態でそのままコーヒー淹れて飲みました。
濃いめのコーヒー選んだので味に影響は無かったものの、やっぱり飲むならクリアな状態がいいですよね。
そんな事が発端で、新たにアレが欲しくなったのですが。

下山したらそこは大混雑

帰りは1号路で薬王院を参拝しながら下山する事にしました。
そしたらビックリ。1号路の薬王院へ入る門の急な階段の所で入場規制かかっていたんです。
私は下山方向で入ったので規制されず、そのまますんなり参拝終えて出られたのですが、正月三が日がこれほど混んでるとは思っても見ませんでした。

高尾山には様々な野生動物が生息しています。
そんな中、有名なのがモモンガ・・・ではなくムササビ。ちなみにこのクダリはアニメ ヤマノススメの九合目 森の中で森ガール!?に登場する青羽ここな初登場シーンにちなんでなのですが💦

登りの時にスルーした展望台 金比羅台園地に寄りました。
ここ、登りで入ると急な階段で結構キツイのですが、下る時は1号路からそのまま平坦な道のまま入れ、急な階段も下るのは楽ちんなので帰りに立ち寄るのがオススメです。
1号路入り口から一番近い展望台なので夜景スポットとしても有名みたいです。

そして、元の1号路登山口に無事到着。いやぁ、落ちなくてよかった💦
日も高くなりすっかり明るくなってました。

最初に撮ったTAKAO 599ミュージアムの時計塔に戻ると時刻は11時27分。7時55分出発でしたから約3時間30分の登山でした。
ところで、時刻は正午前。朝食を車内で食べてて、それじゃヤマメシはなんだったのか?
山頂に到着してヤマメシ作って食べたのが9時頃。元々昼食の予定だったのですが、あまりに早く着きすぎちゃって、それでも食べないのは勿体無いってことで食べちゃいました。
おかげで正午すぎてもお腹減ってなくて直帰する事にしました。

ここが朝来た時に閉まっていたTAKAO 599ミュージアム。99の丸い所から顔だして記念撮影するのがスポットだそうです。
館内は高尾山の自然をテーマにしていて色々展示してありました。館独自のお土産が売られていたり、カフェも併設されていたりで、結構おしゃれな雰囲気でした。

高尾山口駅に到着。すごく綺麗になっていました。温泉もありましたし。
ここが最寄り駅になるのですが、時間もあったので少し離れているJR高尾駅から乗る事にしました。

約2kmほど歩くと高尾駅に到着。ここに来るのは2度目。
以前、駅にラーメン店が併設されていて八王子ラーメンを食べた記憶があるのですがパン屋さんに変わってました。
改札を通ってホームへ向かうとちょうど始発列車が残り数分で出発するところでした。
たしか天狗の石像とかあった記憶があるのですが、撮影する暇なくあとにしました。

中央線から武蔵野線に乗り換え、新越谷駅から東武伊勢崎線に乗り換え。
そこでちょうどクレヨンしんちゃんのラッピングトレインに遭遇。赤なのでネネちゃんですね。

無事帰宅。
山頂で相席したグループから帰り際にドーナツを頂き、そのまま家まで持ち帰ってコーヒー飲みながらいただきました。
疲労や寝不足もあってあまり愛想よくする余裕が無かったのですが、それでも色々お話してくださったので楽しかったです。

最後に。これがBプラン用に用意していた非常食。ウィダーインバープロテイン ベイクドチョコを3本。
高尾山をナメるなよ、という気持ちを表した装備の1つです。この他に簡単な救急セットも持ち歩いてました。

何年ぶりかに登山して、何年ぶりかに高尾山登って、はじめて山頂いって、はじめてヤマメシ作って食べた。
今回はそんなお話でした。
体力や装備、使い勝手の確認も兼ねての今回の登山だったのですが、色々と収穫があって良い勉強と経験になりました。

おまけ ヤマメシデビュー後に欲しくなったアレ

ヤマメシデビューの際に欲しくなったというアレがコレ。
シェラカップです。色々なメーカー、色々な製品があるなかから選んだのは

ユニフレーム がんばろう熊本 シェラカップ300

WILD-1で1000円(税込)でした。
お正月セール期間中で店内全品10%引きをやっていたのですが、残念ながらユニフレーム商品は対象外との事でした。

ガスバーナーと合わせるとぴったり。試しにお湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れていました。

沸騰するぐらい加熱したままインスタントコーヒー入れると、シェラカップ自体が熱くて飲めないですね。しばらくするとすぐ冷めるのですが。
使い勝手は概ね想定通りで、コーヒーを始め何か汁物飲んだり温めたりするのに良さそうです。

次の山登りが楽しみですね。