栃木県日光市 鳴虫山の本格登山開始です。
・・・と思ったら初っ端からつまづきました。
登山口どこ?
ルンルン気分で道なりに歩いていくと突然フェンスが現れて行き止まりに。
引き返してみると看板が出ていて階段を登るルートが正解でした。
手前の地図に気を取られて見落としてたみたいです。
初っ端から急勾配でした。
事前に国土地理院の地図で確認していたので承知していたのですが、ほぼ全行程尾根伝いの登山路でそこに出るまでがきつかったりします。
登ってすぐの場所に神社の鳥居がありました。八坂神社のようです。
道中の安全祈願で参拝させていただいたのですが、街並みが見えるはずの方角は真っ白。
曇りの予報なので覚悟はしていましたが、ツンツン頭の髪の毛にも水滴が付くような高湿度だったので涼しくて快適なものの複雑な心境でした。
人が歩き雨で削られ切通のようになったのでしょうね。
古い登山道でよく見かける光景ですが、こういうところにも歴史の気配を感じます。
道標が出てきました。左側にも一応道っぽいのはあるのですが、ここから見た限りでは行き止まりっぽかったです。
さらに進むと左が鳴虫山、右が行き止まりの看板。消えかかっていて見づらかったですけどね。
左奥には真新しい先ほどと同じ道標があったので間違えにくいと思います。
木の根を階段代わりにする登山路なのですが崩れて悪路になってる場所も多かったです。
また滑りやすいので登山靴を過信せず一歩一歩確認しながら着実に進みました。
鳴虫山まで2.3kmの道標が出てきました。
普段のランニングトレーニングなら半分ぐらいの距離です。もちろん登山のような勾配はないのでこちらのほうがハードですが。
神ノ主山の道標が出てきました。
ここが山頂だと勘違いしたのですが、間違ってたら引き返すのも面倒だったのでここで予防線張って写真とかパシャパシャ撮っちゃいました。
ここが本当の神ノ主山々頂でした。登頂達成🙌
毎度恒例ブログ限定の自撮り写真です。目が死んでますね😅
ベンチもありましたが雨露でぐっしょりで座れず。
景色も真っ白で何も見えず。
ただただ涼しいだけが救いでした。
本来の山頂場所である三角点も確認。大切な測量点なので大切にしましょう。
登山計画書ではここで30分休憩を予定していましたが、雨は降っていなかったものの湿度がすごくてじっとしているだけでグッショリ濡れそうだったので先を急ぐことにしました。喉の乾きもありませんでしたし。
鳴虫山々頂へ
山頂へ着けば下るのが常。標高842mより高い位置にある鳴虫山ですが、ここで一旦下ります。
国土地理院の地図の等高線が読めるとわかるのですが、無名の山の頂きが何箇所があってアップダウンを繰り返すルートになっています。標高や距離とは裏腹に結構ハードなコースです。
神ノ主山をすぎるとあちこちに境界線の杭が打ち込まれていました。
気になって仕方ないので片っ端から撮影していたのですが、多すぎて全部は掲載できなさそうです。
真っ白い霧に包まれた幻想的な尾根の登山路。
実際はそんなロマンチックなものではなく、とにかく虫が凄いし蜘蛛の巣もあちこちにありました🕸️
そこから推測するとこの日登っていたのは私ぐらいだったみたいです。
木のすぐとなりに打ち込まれた杭。境界線用とは異なる色だったので測量用でしょうか。
ルートから少し離れた場所にあって頂きのような場所でした。
これだけ湿度が高ければキノコも生えます🍄
あちこちにたくさん小さいのが顔を出していて、これらが木のセルロースを分解して土に還していきます。
道標が出てきました。それにしてもココの山は容赦なく木に打ち付けてますね。
こういう車両重機が入れない登山路の整備は部材運ぶのも四苦八苦ですから、いかに最小のそれで効率よく整備してくかなのでしょう。遭難事故で捜索するのも大変ですし。
コケ苔した杭がありました。年代物でしょうかね?
今度は金属棒の杭がありました。
なんか、この辺は目印の杭だらけですね。
ふと気がつくと回りの霧が晴れていました。どうも雲の上に出たみたいです。
湿度が急に下がりカラッとしているものの涼しくて心地よかったです。
山の天気は変わりやすいと良くいいますが、こういう良い意味での変化もあるので天気予報悪くてもまんざらでもないです。
人はなぜ石を積みたがるのか?
そこが高くなってるから?かどうかはわかりませんが、「山」と書かれたわかりやすい杭がありました。
その先の杭の上にも石積みが。
なんでしょうね?
木々の間から雲海が見えました。
やはり雲の上に出たみたいです。
突然道が細くなり、落ちたら死ぬなの絶壁になりました。
立派な木も生えてますしリュウノヒゲのような草もたくさん生えてて綺麗な場所でした。
コアジサイが咲いていました。
日本固有種だそうです。紫陽花といえば花びらが一杯の花を連想しますがこういう小粒なのもそうなんですよね。
ここの山の岩はこんな感じです。
地質には詳しくないので種類まではわかりませんが、綺麗に割れ目が入っている特徴的な石だったので撮影しました。
確かこんな風なのを他の山でも見たことがあるような?
ここで一旦一区切り。次回もお楽しみに!
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