2020年7月4日土曜日

【登山】日光 鳴虫山へ行ってきました⛰️その4

登山路が終わり日光宇都宮道路のトンネルをくぐります。
さぁ街に戻ってきたぞ。

日光観光へ

先ほどの日光第一発電所の下流にある日光第二発電所です。
ダムも面白いですが間近で見る発電施設もまた楽しいです。

右側が道標、左側が水利権に関する掲示です。
東日本大震災で大惨事を引き起こした福島第一原子力発電所と第二原子力発電所ですが、それらを含めた原発が作られた経緯を調べると水力発電所が発端なんですよね。その話を書くと長くなりますので今回はこれぐらいで。

いかにも人が作った水路って感じでたまりませんね。
子供の頃に地面に溝掘って川を作って遊ぶのが大好きでした。
だからこういうのを見るのも好きだったりします。

日光フランス人女性行方不明事件のポスターが貼られていました。
登山計画を作るときに事件発生当時の状況も読んで念頭に入れて歩いていました。
特にこれといったものはありませんでしたが、今回の旅で思った事は迷子による遭難だけではなく誘拐事件の可能性もありそうな気がしました。その理由は後ほど。

憾満ヶ淵(かんまんがふち)

憾満ヶ淵の並び地蔵にやってきました。
本来こちらから入る場所ではなく逆走してる形になっています。
ルート上仕方ないので裏口からお邪魔させていただきました。

真新しい警告看板が立てられていました。
やはり行方不明事件を受けて設置したのでしょうか?
大谷川もこの辺は流れが早く岩場も足を踏み外しやすいのでうかつに近づかないほうが良さそうです。

水がとても綺麗で川底までしっかり見えました。

長い年月をかけ水によって磨かれた岩肌がとても綺麗な場所です。
ここにお寺を建立したのもわかるように思います。

東屋らしきものが見えたので休憩がてらお茶しようと近づいたら違いました。
護摩焚をする霊庇閣(れいひかく)という場所だそうです。
対岸の岩肌に「カンマン」の梵字が彫られているそうですが、写真だとちょうど柱の影になってて見えないです。

霊庇閣の対岸には滝もありました。
風景を眺めていて思い出したのですが、三国志に登場する諸葛亮(しょかつりょう)劉備(りゅうび)に仕える前に住んでいた臥龍崗(がりゅうこう)ってこういう場所だったのかな?と想像しました。それぐらいとても綺麗な場所です。

並び地蔵の先に建物が見えました。この時は知らなかったのですがここのお寺の本堂なんだとか。
物置小屋かなにかと思ったのでほんとバチ当たりですよね😝

ここが憾満ヶ淵の本来の入り口である慈雲寺(じうんじ)の門です。
立派ですね。

開けた場所を抜けると拝観者向けの駐車場と公衆トイレ、それと登山者にはとてもありがたい登山靴が洗える水道がありました。トイレをお借りしたときに手洗い場に書かれていたのでそれで知りました。ここが登山前後の最後のトイレになります。
先ほど書いた誘拐事件の可能性というのはココで感じました。この日はヒト気がほとんど無くクルマに押し込まれたら終わりだなと。

登山計画書のゴールへ

大谷川を渡り東照宮方面へ。
歩きながら参拝するかどうか悩みましたが今回は見送ることにしました。
荒れた登山路で疲労と汚れがあったので。

川沿いに御休み処 一寸一休という場所があったので休憩させてもらいました。

飲料用の水道もあったのでお借りしてお水を飲んだり顔を洗ったりさせていただきました。 看板に三天甘太郎という文字があったのでなんだろ?と調べると駅近くに茶屋があるみたいですね。
以前はここにお店を出されていたのかもしれません。

今回の登山計画書のゴール地点である日光総合会館そばのバス停に到着しました。
ここで下山届をスマートフォンから提出して登山終了。
今回もコンパスを利用させていただきました。ありがとうございました。

バテバテだったらバスで直帰の予定でしたが歩けそうだったので予定通り次の目的地へ。
東照宮前にある神橋にやってきました。この橋は二荒山神社のもので歴史的にはこちらが先にありました。
日光という地名は男体山の古称 二荒山の二荒をニコウと読み字を当てたことからと言われています。

日光物産商会前にある公衆電話。以前から気になっていました。
間近で見るとゴンドラなのですが、引いて見ると上に棒があって駕籠(かご)をイメージしてるんですよね。

思い出の場所へ

ひっぱり凧という飲食店にやってきました。
以前訪れたときに何か日光らしいものが食べたいと思って入ったのがここでした。
そしたらビックリだったのですが。

店内の壁にはびっしりとメッセージカードや外国紙幣が貼られていました。以前来た時より増えてるのではないでしょうか?
お昼時も過ぎていてお客さんは私一人だけ。以前訪れた時は外国人が数組いたんですけどね。

今回も注文したのはゆばラーメンでした🍜
外国人観光客をメインにしていてガイドブックに載っているためそれでやってくるのだそうです。
だからメニューも何気に外国人向けになっていて・・・

おすすめが焼きとりセットと書かれたご飯・焼きそば・焼き鳥の3点セット。
日光というよりジャンキーな日本食セットなんです。だから外国人向け飲食店。
もちろん味はしっかりしていて変化球一切なしのスタンダードな普通の味。またそれがいいんですよね。

帰り際にお店の方とお話させて頂いたのですが、コロナの影響でメインの外国人観光客は皆無。訪れたとしても日本在住外国人みたいな方ばかりなんだとか。
厳しいですが雰囲気が好きな店なので乗り切って欲しいです。

東武日光駅に戻ってきました。予定ではJR日光駅前のホテルで温泉に入ろうと思い向かったのですがコロナの影響で休止中。仕方ないので駅の多目的トイレをお借りして着替えだけしました。
時刻表を見るとちょうど急行もあったのでそのまま帰る事にしたのですが・・・

乗車する列車がまさかの旧6000系リバイバルカラーの東武6050系でした。もちろん特別料金とかなく普通に手持ちの株主優待切符でそのままです。
車内は座席の色が違ってた事以外は特に気づく部分はありませんでした。
まさかの最後の最後でおまけ付きになるとはラッキーです。

日光と言えば羊羹も名物です。何軒かあるのですが前回閉まってて買えなかった三ツ山羊羹本舗の水羊羹を買いました。お土産なので喜んでもらえれば良いのですが。

日光 鳴虫山登山の旅のお話はこれで終わり。
おまけですがひっぱり凧さんにメッセージカードを貼らせていただきました。クジラと毛虫は私が学生時代によく落書きしていたものです。絵心ないのでこれぐらいしか書けないんですよね😅

最後に毎度恒例Reliveの動画を掲載します。
お読み頂きありがとうございました。次回もお楽しみに!

Relive '日光 鳴虫山登山⛰️'

2020年7月3日金曜日

【登山】日光 鳴虫山へ行ってきました⛰️その3

ついに鳴虫山(なきむしやま)の山頂に着きました

登頂達成🙌

栃木県日光市 鳴虫山々頂に着きました。登頂達成です🙌
今回2度目のブログ限定自撮り写真です。
このマスク、弟にてんとう虫みたいって言われました🐞

ここまで飲まず食わずで一気に登ってきて時間もちょうどお昼の12時。昼食をとることにしました。
まずはヤマザキ 薄皮栗入りつぶあんぱんから。通常品に栗と沖縄黒糖が入った期間限定商品。
山で食べるアンパンもまた格別です。

お次はかねふく めんたいパーク限定 明太子入りソーセージinバー プロテイン グラノーラヨーグルト味
グラノーラにヨーグルトかけて食べたこと無いのですがこういう味なんでしょうね。なんとなく乳酸っぽい味でした。

前回に引き続き持ってきた明太子入り魚肉ソーセージですが、これがほんとに美味しくて登山食の定番にしたいぐらいです。
普通にその辺で売られてると良いのですが。

下山開始

食事中に雨がぱらつきすぐに止んだものの、また降られると困るので早々に下山する事にしました。
登山路へ向かうと目の前に階段があったと思われるボロボロの道が出現。先が思いやられます。

何本見たかわからない境界線の杭がこちらにもありました。
ある意味これを辿れば登山路として正解みたいな感じです。

合峰(がっぽう)に着きました。登頂達成?多分🤔
国土地理院の地図や道標では登山路は1本のみですが、右の尾根伝いに行くと銭沢(ぜにさわ)不動尊に出るそうです。
ただ道っぽいのは無く遭難の危険もありますから避けたほうが良さそうです。

憾満ヶ淵(かんまんがふち)方面の登山路は悪路でした。
こういう岩肌を登るところはまだ良いほうで、木の根で辛うじて保っていたような土の場所も流され削られてる場所があちこちにありました。そのためロープが設置されていたり新たな道が作られ始めていたりともうカオス。階段も木が腐って滑りやすかったり土留階段も山頂のように崩壊していたりと凄かったです。

独標(どっぴょう)に到着しました。一応登頂達成🙌
国土地理院の地図でも確かに山頂にあたる部分です。
ただ標識がボロボロで自立出来ず木に立てかけてあるような状態でした。

上りでも見かけた道標がありました。
含満ガ淵と書かれていますが憾満ヶ淵と同じ意味です。

写真だとわかりにくいのですがかなりの急斜面を下ってきました。
雨で木の根も滑りやすく土も流され削られての険しい道です。

土留階段は流され邪魔な人工物に変わり果てていました。固定するボルトの突起もむき出しになっているので気をつけないとスネを怪我する危険があります。
他の山でもこの手法で整備された登山路を良く見かけますがここまで崩壊が進んでいるのは初めて見ました。登山路整備の難しさを物語っています。

再び道標がありました。古いタイプですね。

木々の間から下界らしき風景が見えたのであともう少しみたいでした。

車両が走るれるような広い林道に出ました。
下りは一本道だったので迷わずにこれましたが、逆方向だと気をつけないと入る道間違えそうでした。

もう終わりかと思いきや、再び林道から登山路に入る道になりました。
単なる近道なだけな気がしますが。

やはり先ほどの林道と思われる道に当たりそのまま横切って進みます。
途中に水が流れた跡がありました。俗に言う水無川って奴でしょうか。大雨が降ったりしたときだけ川になるんでしょうね。
悪天候の時はこちら側は避けたほうが良さそうです。

水無川が終わったと思ったら再びそれらしき場所を横切りました。
これ、ほんとに知らないと迷子になって遭難する危険が非常に高い場所です。

車両が通れる林道に出ました。
振り返って撮影したのですが私が歩いてきたのは左側の小道です。
目印となる紐が結び付けられてますが登山慣れしてないとわからないですよね。地図にも乗ってない道だらけですし。

道標を見つけました。やはり倒れかけた古いタイプです。
ここに至る道中で脳裏に浮かんだのが日光フランス人女性行方不明事件。当時はこの辺も捜索対象でしたから迷子の可能性を疑って当然だと思いました。

鉄塔が遠くに見えました。
もうすぐ街かな?と思ったのですが・・・

まさかの水力発電所に到着しました⚡️
クルマでは何度も来ている場所ですがこちらのほうに来るのは初めて。
新たな発見だらけで楽しいです。

日光第一発電所の看板がありました。
中禅寺湖から流れる豊富な水を使い発電する施設です。
登山路は一応ここで終了です。

ここで一旦一区切り。次回もお楽しみに!