2019年10月8日火曜日

【登山】武甲山登ったら凄かった その3

登山開始

武甲山の横瀬駅側の登山口 一の鳥居に到着しました。
ここまで1時間30分。中々な道のりでした。

鳥居の脇に一丁目と書かれた石碑がありました。
富士山などでは山頂を10合目として山麓から順番に目安が振られていますが、武甲山では丁目で表記されています。
この時点ではうろ覚えで山頂が50丁目という認識でしたが正確には52丁目のようです。

鳥居の先が駐車場になっていて、その先が登山道になっています。
登山路の地図と登山届のポストがありました。
ここでも熊出没注意の警告が出てますね🐻

武甲山の他に子持山大持山という二山の縦走コースの案内が書かれていましたが、今回はその先の浦山口駅へ向かう予定。ただ、その記載はありませんでした。

一の鳥居の標高が約500m。横瀬駅から約250m登ってきた計算になります。
途中の延命水で水分補給して以来飲まず食わずだったので、本格的な登山開始前に補給しました。
玄米ブラン メープルくるみとinバー プロテイン ベイクドビター がこの日の行動食兼ランチのつもりでした。
普段はこの他にパインアメも持ってくるのですが忘れてしまいました。

登山靴の靴紐をしっかり上まで締め直し、スマホアプリのGPSトラッキングを開始して登山スタートです。
砂利道で自動車が通ったような後があるのでこの先に何かあるんだろうなって感じはしました。

距離標を発見したらいきなり四丁目でした。
もしかしたら見逃したのかもしれませんし、無いのかもしれません。わかりませんけどね。

モヤモヤしながら歩いているとすぐに五丁目を見つけました。
やはり2丁目と3丁目がどこかにあるのでしょう。気になります。

しばらく沢沿いに登る道が続きところどころに滝のようなものも見えました。
水源としても貴重な場所みたいです。

気がつけば登山道っぽい道になっていました。

綺麗な沢の水を利用した養殖場の跡がありました。
そばには売店があったような小屋もあるので焼き魚とか販売していたのでしょうね。

八丁目。
6丁目7丁目をやっぱり見逃しました。
なんかモヤモヤしますね。

そんでもって十丁目。ここでだいたい1/5です。
どこかで9丁目を見逃したようです。
このままモヤモヤしていても仕方ないので先を急ぎます。

持山寺跡の道標がありました。
今は石碑があるようで役場のホームページに写真が掲載されていますが、今回は寄り道しないで進みます。

十三丁目十四丁目の道標を通過すると階段がありました。
ここから先は道が細くなって休憩場所も限られそうだったので、ここで初めて持ってきたブリタ フィル&ゴー アクティブから飲みました。
延命水の湧き水を飲んだ後に地元の水道水を携帯浄水器で飲んだわけですが遜色ない味でビックリ。自宅で試飲した時も感じた事ですが、ホントに無浄水だと水道水の苦味というのを感じたんですよね。
自然のそれも水源地で、この味の水を常に補給出来るのはサイコーでした。

スカスカの隙間だらけの橋がありました。
手すりこそ鉄パイプでしっかりしていましたが、床は丸太のしかも腐り始めてそうなものだったので一歩一歩慎重に進みました。

十七丁目を過ぎた所に不動滝がありました。
長いパイプが滝の所から伸びていてコップが置かれていたので、多分ここも飲めるのだろうと思って飲みました。
ほんとに水が豊富な場所です。

滝の脇に大量のペットボトルが置かれていて、最初は飲料水用かなにかと思って素通りしました。
そういえば立て札あったよねと思い戻って読むと、それらは山頂の水洗トイレ用の水を担ぎ上げるための容器だったようで、水を入れて持っていってくださいとありました。すでに入っていたのですが。

ここで私は何を思ったのか、4L入りの焼酎ペットボトル2本を両手に持って登る事にいました。トレーニングとして。
これがまさかの地獄の登山になろうとは。

二十丁目に到着。御獄神社の石碑もありました。
ウッカリ御朱印帳を忘れてしまったのですが、今回は結局押印できませんでした。
5月の山開きの時だと頂けるようなので、機会があればその時に来ようと思います。

進んでいくと祠があったので手を合わせました。

三十丁目に到着。だいたい3/5です。
両腕に持った合計8L8kgの水がずっしり重くてヘトヘト。
最悪限界がきたら中身の水をお山に戻して空き容器だけを持っていけば良い事にも気が付きました。ボランティアなのに力尽きて遭難もバカ臭いですからね。
そんな保険をかけつつも、やっぱりどこかヤケクソとイジで持っていく決意をしました。

三十一丁目に何やら枯れ果てた木が立っていて中にお地蔵さんや木札が入れられてました。
見上げると焦げた跡があったので、おそらく落雷で爆発炎上して残ったのかなって思いました。
極稀に山頂で落雷を受けて亡くなる方もいらっしゃるので、天候には十分気をつけたいです。

重い重い水を両手に持ちながら四十丁目に到着。4/5まで来ました。
もうね、ほんとね、重い😭

四十八丁目を過ぎた所に水場らしい所を発見しました。
ただ、1カップの空き容器がパイプの所に置かれていて、一滴一滴を貯めてやっとという感じでした。
水量が豊富ならわざわざ不動滝から持ってこいとは書かないでしょうしね。

五十一丁目にやっと到着。山頂はもうすぐです!
私はてっきり五十丁目が最後だとばかり思っていたのですが、途中から一緒に登っていた団体さんの1人から五十二丁目まであるよと教えて頂いて知りました。

山頂トイレらしい建物を見つけたのでココかと思いきや、立て看板にはさらに上に持っていけという指示。
ヤケクソになってました。

御獄神社の社殿があったので挨拶だけし、正式な参拝は後回しにしてとりあえず重たい水を持っていく事にしました。
再び例の立て看板があってマスの蓋を開けて入れてくださいとの事。

一緒に登っていた団体さんの先行されていた方がやはり水を持っていってたらしく、ここだよと教えて頂いたマスというのがコレ。
ほんとに普通の下水用とかで見かけるマスでした。
配管先を見るとすぐ脇の小屋の雨ドイからここに繋がっていて、その先にはコンクリート製の貯水槽らしきものが見えました。
そこから重力で下にあるトイレに送水してるみたいでした。

ひと仕事終えてついに武甲山山頂に着いた🙌・・・と思ったのですが、何か様子がおかしい?
確かに山頂は山頂なのですがどこか違う。なぜだろ?

ここで一旦一区切り。次回は真の登頂達成と下山の模様を書きます。
お楽しみに!

【登山】武甲山登ったら凄かった その2

登山口までの道のり

横瀬駅に到着しました。西武秩父駅から1駅です。
今回のルートは横瀬駅👉武甲山々頂👉浦山口駅です。
帰りに西武秩父駅に寄りたいので逆ルートにすれば御花畑駅からの徒歩分少なくて済んだのですが、登山ルートの関係でこのようにしました。

下車早々どう行けば良いかわからずスマホ片手に検索。
武甲山は線路の反対側に見えるのですが、そこへ至る道がさっぱりわかりません。
線路沿いに東に向かって歩いていけば良いみたいです。

10分ほど道なりに歩くと右カーブの先に線路をくぐるガードがありました。
その先の左カーブを抜けさらに直進。武甲山は見えども横に移動するだけで一向に近づく気配がありません。
大丈夫か?

たまに見かける信号式の片側交互通行に遭遇。自動車では通り抜けたことが何度かありますが徒歩では初めてです。
街中なら歩行者も考慮して歩道が設けられていますが、この時に歩いていたのは私1人だけ。そんな場所なのであるわけもなく車両に気をつけながら端っこをポテポテ歩いて通り抜けました。

その1の最初に掲載した写真ですが、ここで撮れと言わんばかりに看板が出ていました。
横瀬駅から登山口まで約6kmの道のり。日課のランニングで走ってる距離なので歩いてる分楽勝ではありますが、あくまでそこはスタート地点。
先はまだまだ長いです。

出発した時は余裕だろうと思っていたのですが、現地で間近に見ると想像以上の高さでビックリ。
横瀬駅が標高250mで武甲山は1304m。約1000m登る計算になります。
富士山 吉田ルートの五合目との高低差が約1400mですから400mぐらいしか差がありません。

工場が見えてきました。
武甲山から採掘される石灰岩をアレコレする工場です。

ふと見ると石垣の真っ白いところを避けるようにコケが生えていました。
おそらく石灰によるpHを嫌ってじゃないかと思います。

細かく粉砕された石灰石をダンプに積み込んでる所に出くわしました。
ただこれ、落下した石があっちこっちに飛び散っていたので近づくと非常に危険です。というか離れてても危険です。
面白いなぁと思って眺めながらもすごく警戒しながら撮らせていただきました。

動物注意の交通標識。
これって決まりごとないのか色々な動物が描かれてますよね。

熊出没注意🐻
すごく山っぽさを感じます。出くわしたらえらいこっちゃなのですが。

道路が真っ白。ビックリしました。
これ体に悪くないのかな?とドキドキしながら歩いてましたが、見かける作業員さん達は防じんマスクしてる風にも見えなかったので直ちに影響はない(笑)と思われます。
それでもネットで調べるとアルカリ性の性質から粘膜を痛める事もあるそうなので、異常を感じたら何らかの自衛したほうが良いかもしれません。

平日だったので稼働してる工場群を歩いたのですがとにかく音が凄くてにぎやかでした。
写真じゃ伝わらないなと思い動画を撮影してみました。

広い道路がプツンと切れて何やら細道が見えました。
大丈夫なのかな?と不安になりながらも進みます。

武甲山の道標があったので正しいようです。
ここに来る途中で1台のタクシーが追い越していったのですが、それが戻ってきたので登山者を送迎したのかな?って思いました。
まぁ、私も歩いてて結構な距離だと思ったので普通は歩かないのかもしれませんね。

木々の間から山頂っぽい三角が見えました。
多分あそこが武甲山々頂じゃないか?って思います。
ガリガリ削られてる側からしか見たことなかったのでとても新鮮でした。

道端に湧き水がありました。延命水という水場のようです。
手ですくっていただきましたが美味しい水でした。
念の為書いておきますがそのまま飲むのは自己責任です。他所で過去に汚染に気づかず飲んで集団食中毒事件になってるケースもあります。
煮沸や携帯浄水器、海外ではメジャーな浄水タブレットを使って飲んでリスク減らしたほうが良いかと思います。

少し進むと住居らしいのが見えてきてその先にお堂がありました。
最初の1文字目がわからなかったのですが●甲社というのはわかったので武甲社でしょうか?
挨拶して先に向かいました。

登山口の一の鳥居っぽい場所に着きました。
ここに至るまで不安でしたがどうにかなるもんですね😅
道なりに左へ行くと妻坂峠らしくちょっと気になりますが、今回は真っ直ぐ目的地へ向かいます。

ここで一旦一区切り。次回は頂上目指して登り始めたら筋トレ始まった話を書きたいと思います。
お楽しみに!

【登山】武甲山登ったら凄かった その1

武甲山登山

9月19日(木) 武甲山へ登山しに行ってきました。
今年の目標だった北岳やその時のテント泊の練習のために予定していた雲取山が中々タイミングが合わず9月も終わり。
モヤモヤした気持ちを晴らそうと、近くで手軽でサクッと登れそうで以前から気になっていたかの山へ向かいました。
全然サクッと登れないのですが。

出発

朝というか深夜というか。まだ夜が開けきらないうちから日課のトレーニングを開始。
今回の登山もそんなトレーニングメニューの1つと位置づけていたので筋トレとランニングを普段どおりやっていました。

5時の始発で行くつもりがトレーニングで1時間押しの6時出発。
イベントで時間決めうちでは無いので気楽な旅。
羽生駅で秩父鉄道に乗り換え。通常は土日祝日のみ販売の秩父路遊々フリーきっぷが9月30日(月)まで平日も発売されていたので利用しました。

埼玉県北部はのどかな田園風景🌾
稲刈りシーズンですが、この辺はまだやってないみたいですね。

今回の登山では以前ブログでもご紹介した新ツールの試用もしてみることにしました。

ブリタ フィル&ゴー アクティブ

ショルダーベルト付ケースなのですが、紐は使わずザックの脇のポケットに入れておきました。
すぐ飲めるようにザックの肩紐の前にぶら下げて登るのが私のスタイルなのですが、構造上片方だけ引っ掛けると強度不足で破けそうだったので無難な方法にしておきました。

8時30分に御花畑駅に到着しました。
駅名標には芝桜駅と大きく書かれ本来の駅名は小さく併記。観光地の最寄り駅なので下車駅の問い合わせも多いのかもしれませんね。それで副名つけたのかも?

乗り換えのため西武秩父駅へ。
歩行者専用の細い路地を歩くのですが、途中にある建物にツリーハウスの宣伝チラシが貼られていました。
ロマンですねぇ。

西武秩父駅併設の祭の湯までやってきました。武甲山が綺麗に見えます。
ここへは何度も訪れているので見慣れてる風景なのですが、採掘されているので形は変わっているはずなんですよね。
明治の記録では標高1366mだったそうですが、削りに削られ三角点を移動した昭和52年の測量では1295m。平成14年に再調査すると少し外れた場所が最高地点1304mだったのでそちらが現在の標高になっているようです。

列車の発車時刻まで時間があったので、祭の湯の中の売店を覗いてみるとちちぶ学給のコッペパンを発見。何種類かあってどれも美味しそうで迷いましたがジャムマーガリンを選びました。
これを持って山頂でお昼にしようと思います🍞

プラレールで駅が再現されていました。
幼児向けに壊れにくく作られた鉄道模型のロングセラー商品ですが、そんな製品基準の中でもディテールにこだわって近年様々なパーツが販売されています。
それらを使って作られたコレ、ほんと良く出来てます。

発車時刻が近づいたので駅ホームへ向かうと西武ちちプラレール駅の駅名標がありました。
西武秩父線開通50th×プラレール60th特別企画が夏休み中やっていたようで、その展示がそのまま残されてたみたいです。

西武4000系。
この日の登山は横瀬駅をスタート地としていたので1区間だけですが乗りました。

ここで一旦一区切り。次回は横瀬駅からのお話を書きたいと思います。
お楽しみに!