2019年7月16日火曜日

【登山】思い立ったら筑波山⛰️ その2

心からネコを信じなさい

いつもの気まぐれ思いつきで登りはじめた筑波山の話の続きです。

女体山へ

つつじヶ丘からの登山道おたつ石コースとの合流地点 弁慶茶屋跡にたどり着きました。
登山グループと会話がはずみ、さらに楽しい登山となっています。
ところで弁慶茶屋跡というのはこのブログを書いている時に調べてわかった事で、現地にはそれっぽい看板は一切ありません。強いて言えば、基礎っぽい物が残っている程度でした。

弁慶七戻りと呼ばれる岩と岩の峠道の上に大きい岩が乗っている天然の門になっている場所です。
弁慶茶屋というのもこの名にちなんででしょう。
その昔、大岩が落ちてくるのでは無いかと恐れ弁慶が7度戻った事に由来してるのだとか。それよりも弁慶が登りに筑波山へ訪れていた事が驚きです。

女体山側から見ると大岩が今にも落ちてきそうですね。
つつじヶ丘側からくぐるとそうでも無かったのですが。

そんな大岩の名所があるぐらいの場所ですから、登山路もなかなかなハードコース。
小さい子供を連れた親子連れが登っていましたが、子供だけでは厳しそうでした。

登山路の脇道に日本神話の高天原にちなんだ稲村神社へ向かう岩の隙間道を発見。
体力も全然残っているので登ってみる事にしました。

大岩の上に社があり、天気が良ければ眺めが良いであろう方角に向けられていました。
参拝して先を急ぎます。

登っていると岩に出来た綺麗な丸いクボミを見つけました。
長瀞の岩畳でも多く見かけるもので、小石がコロコロ転がって削られていった結果だと言われています。
ただ、長瀞は川があるので増水時の水流でそうなるそうですがここは山の上。謎ですね。

母の胎内くぐりです。
修験道の行場の1つだそうで、生まれたての赤子のように罪穢れ無き清い心身に立ち返る事を目的とした修行を行うそうです。
私は年中無休で煩悩の塊ですが😅

国割り石。
集まった神々がここに線を引いて縄張り決めたらしいです。
現代でいうところの分割統治ってやつでしょうか。

出船入船。
左が船首、右が船尾に見えたのでしょうね。それで出る船と入ってくる船に見えた事からこういう名前がついたみたいです。
それにしても昔の人って、ここにたどり着くまでに疲れ果てて岩という岩を見ては妄想膨らましてたんですかね?
単なる岩っころなのに観光名所にしてしまうあたり、発想力の素晴らしさを感じます。なんて事を書いたら怒られそうですが😅

裏面大黒。
大袋を背負っている大黒様の後ろ姿に見えたそうです。
お察しの通り、金運アップパワースポット。お金ぇ🤑

屏風岩。
すぐ上にロープウェイの支柱が見えました。

大仏岩。
確かにヒョッコリ大仏様のお顔が出ているように見えますね。
山頂付近なので雲の中ガスの中なのでぼんやりしていますが、だからこそ幻想的な自然の演出になっていてこの日に来てよかったと実感しました。

歩いた道をふと振り返ると岩だらけ。
毎度思うのですが、こういう道がある山は中級者って言ったほうが安全面考えると良いのでは?と思います。
修験道のお山でもあるので、やはりそれなりなんですよね。

階段っぽく整備されてるっぽかったのですが、足場が悪いので手すり代わりの鎖がありました。
今回歩いた登山道ではココだけでしたけどね。

登りきると花が咲いてました。
シモツケですかね?

女体山山頂へ

神橋を見つけました。もうすぐ女体山々頂です。
このサイズながら山頂の社殿にある所は初めてでビックリしました。

そして女体山の石碑を発見!登頂達成です🙌
日本百名山の1座で標高877メール。一番低い山です。
筑波山には男体山と女体山の2つの山頂があるのですが、筑波山で標高が高いのは女体山のほうなのでこちらが山頂扱いになります。
男女の名が付いてるのでてっきり男体山が筑波山々頂なのかと思いましたが、高尾山の坂同様登山難易度の意味でのネーミングっぽいですね。

というわけで、ブログ限定(笑)私の顔入り記念写真📷
(;´Д`)ハァハァしていて口パッカーンの写真だったことに後で気がついたのですが、ほんと歯並び悪くてゴメンナサイでした。

三角点を見つけました。ここが本当の標高877メートルになります。
まぁ、細かい話になっちゃうので気にしないでおきましょう。

山頂っていうと少し開けてフラットなイメージあるかもですが、筑波山女体山々頂は岩でボコボコ。
腰を下ろして落ち着く場所を探すのが大変でした。

登り始めてからまだ1度も補給食を食べていなかったので、ここで持ってきたinバープロテイン ヘルシーチキンをいただきます🐔
天気が良ければ関東平野を一望しながらだったのでしょうけどね。でも悪いからこそ人もそう多くなくここで食べられてるってのもあるのですが。

なんとなく写真載せてますが、座ってるのは岩の上崖の上。足ブラブラです。
落ちたら死ぬなココと何気に落ち着かなかったですが、(心の目で見れば)眺めもサイコーだし何よりネット映えしそうじゃない?と思いながら頑張ってました。

いつものコーヒータイムも場所が変われば気分も変わる☕
家から持ってきた300mlだったのですが、普段なら飲み切る量でも涼しさと湿度の高さで喉の渇きがあまりなくて山頂まで保ちました。
ザックの中には1Lの水道水も入っていたのですが。

女体山神社を拝殿し、開いてた社務所で御朱印をいただきました。
麓の社殿側との違いを伺ったところ、通常の御朱印とは別に登拝の印が入りますとの事。もしかしたら?と思って御朱印帳は持ってきていたのでいただきました。
この後向かう男体山側の話も伺ったのですが、もしかしたら社務所に人がいないかもなのでその時は麓の社殿でいただいてくださいとのことでした。

筑波山のロープウェイって乗ったことがないので知らなかったのですが、女体山神社のすぐ下が駅になっているんですね。
つつじヶ丘から登って男体山を目指す場合は少し歩くみたいです。

無事筑波山(女体山)登頂達成できたところで一旦一区切り。次回は男体山へ向かったお話を書きます。
お楽しみに!

2019年7月15日月曜日

【登山】思い立ったら筑波山⛰️ その1

ネコと和解せよ

2019年7月9日(火)曇り。
梅雨の真っ只中、湿度高めで好天望めずでしたが筑波山登山を決行しました⛰️
当初はツイッターでも公言した通りキャンセルにする予定でしたが、業務用(笑)低炭水化物筋トレダイエットの疲れや長引く梅雨の悪天候のせいか気分があまり上がらず何か楽しい事して気分転換しようと考えてたら登ろうかなと思いました。

出発

前日の就寝が早すぎたため起床も深夜というとんでもなく早起きでした。
1日オフで予定も無かったので何をしようかトレーニングしながら考えていたのですが、お天気チェックしたところ雨は降らなさそうな予報でした。ただ湿度が高めだったのでその予報も怪しかったですけどね。
翌日10日のほうが湿度も低く予報も一時太陽が見える天気のようでしたが、登山の醍醐味は山頂からの眺望だけではありません。むしろ望めないからこそ他を楽しむ事に集中する事もできます。
そんな登山意識改革も踏まえて行くことを決定。大急ぎで情報収集と準備をして家を出ました。

春日部からアーバンパークラインで流山おおたかの森駅へ🚃
家を出る前に出来なかった登山計画書の作成提出とハイキング保険の手続きを移動中の列車の中でスマホぽちぽちして完了📱
今回もモンベル野あそび保険にしました。

流山おおたかの森駅つくばエクスプレス側の券売機で筑波山あるキップを購入しました。
ケーブルカー&ロープウェイも乗れる筑波山キップと名前がソックリなので間違えないかドキドキしていましたが、念の為ピッタリ金額で現金を投入したので大丈夫でした。990円の差額なので利用される方はそちらのほうがお得です。
どちらの切符にも特典協賛店のオマケもあります。
全行程歩く予定でしたので安い方にしました。

つくば駅に到着。流山おおたかの森から約30分とあっという間でした🚃
A4出口から地上に出るとすぐ目の前が今回乗る筑波山方面への1番バス停になります🚌

県道55号👉国道408号👉県道14号と名前がコロコロ変わる道路をひたすら直進すると右手に筑波山がちらほら見えました。
予想通り山頂は雲がかかっていて眺望は無理っぽかったです。
この時点で初めてツイッターにツイートしましたが、まだどこへ何しに向かっているかは書いていませんでした。

登山開始

バスで約40分ほどで筑波山神社入口バス停に着きました。
ここから登山開始。鳥居があるほうが神社方面。今回の登山口です。
右側の道路はつづじヶ丘へ向かう道路でバスはそちらへ向かって走っていきました。

筑波山 大御堂は工事中で完成間近でした。
神仏習合という日本独特の宗教文化で神社とお寺が並んでる事が多いのですが、山岳信仰の場でもある筑波山もまたそんな場所です。

筑波山神社の入り口までやってきました⛩️
奥に見えるグレーの四角い物体は修繕中の神橋。どんな形だったか忘れました😅

階段を登り門をくぐればそこが社殿です。
登山の安全を祈っていざ出発です。

登山口はどこ?

今回のルートはこんな具合

筑波山神社👉白雲橋コース👉女体山👉御幸ヶ原👉
男体山👉御幸ヶ原コース👉筑波山神社

社殿右側の寂しい道を進むとさらに細い道。細い道というか、もはや壁と敷地の空き地みたいな道です。
一応、出発前には動画や写真で確認済みでしたが実際に現地で見ると不安になりますね。

筑波山神社を出てすぐの所にあった砂防ダムです。
山ではお馴染みの人工物ですが、茨城県最初のものと言うことで貴重な資料なのでしょうね。

道標があるからどうにかわかるような道。
民家があるので生活感がありますね。

道なりに進むとなぜか人んちの軒先へ出そうになりました。
アレ?と思って見渡すと造成されたコンクリートの脇に鳥居がポツンとあり、漢字が掘られた謎の石碑が雑草に隠れてました。
どうもこっちが登山路のようでまたまたビックリでした。
登山っぽくなってきた!

造成地の側壁コンクリート道はすぐに終わり、その先には登山道らしい道と森が広がっていました🌲
階段が整備され段差もそれほど高くなく登りやすかったです。

そんな整備された道はほんの僅か。
石がゴロゴロ木の根ワサワサな毎度お馴染みな登山道らしくなってきました。
梅雨の雨と湿度の高さで土が滑りやすくなっているので登山靴は必須。この日も愛用のadidas TERREX SWIFT R MID GTXを履いていたのでバッチリでした👟

白蛇弁天まで来ました。
後で知ったのですが、ここで白蛇を見ると財を成すという言い伝えがあるそうですが、残念ながら見ることはできませんでした。
居たら居たで困るかもしれませんが🐍

筑波山神社から1.7kmほど進んだみたいで道標がありました。
今回はトラッキングしてるスマホNexus 5をザックに入れっぱなしにしていたので、どの辺を歩いているか皆目見当も付きませんでした。
ポッケに入れておいたiPhone 5で写真を撮っていたのですが、高い湿度と自分の汗でレンズが曇る事もしばしば。
森の中はひんやりしていましたが、私の登山熱は燃え盛っていました🔥

事前に地図を見ていたので察してはいたのですが、白雲橋コースは等高線の間隔が短い上にその線に対して垂直に近いルートなので、その分登山道も急斜面な所が多くなります。
地図を読む能力が登山に必要と言われる理由はまさにこのためで、登山道の状態を想像して身体能力や技術に合わせてコース選択やペース配分が必要になります。
中学の地理の授業で教わるはずなのですが、大人になると忘れてる人も多いと思います。
学校の事業なんて何の役に立つの?ってたまに耳にしますが、こういう時に役に立つんですよ🤓

ガシガシ登っていると斜面に紫陽花が咲いていました。
平地だと終わりに近づいていますが、山の上ではまだまだのようですね。

石だらけの天然階段を見ながらルートを見極めて登っていく楽しさ。
朝までモヤモヤしていた気分も吹っ飛ぶ面白さです。

そんな険しい道を登り切ると、つつじヶ丘から伸びるおたつ石コースとの合流地点 弁慶茶屋跡に到着しました。
ここでとある登山グループとお話したのですが、私と同じように白雲橋コースで登る予定が、途中の分岐点で間違って迎場コースに行ってしまったらしくつつじヶ丘に出てしまいおたつ石コースでそのまま登ってきたそうです。もちろんちゃんと看板出てるのでよほど夢中になって登っていたのでしょうね。それもあって笑い話になりました😆
白雲橋コースの様子を聞かれたので連日の梅雨の雨で荒れてましたってお伝えしたら、いつもならそっちから来るので登ってみたかったとのことでした。
よほど登山がお好きな方々だったのでしょうね。私も大変だったと言いながらも面白かったのでそういうノリなのでしょうね。

思い立って登りにいった筑波山の話はここで一旦一区切り。
次回もお楽しみに!